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アフタヌーンティー」などを展開する会社「サザビーリーグ」の株式の売却をめぐり、東京国税局は2019年、創業者の鈴木陸三元会長と、森正督会長の資産管理会社に合わせておよそ210億円の申告漏れがあったと指摘し、およそ80億円を追徴課税しました。

鈴木元会長と資産管理会社は納税したうえで、適正に申告したとして、処分に不服がある納税者から申し立てを受ける国税不服審判所に審査を求めていました。

これについて、国税不服審判所は先月、東京国税局が主張した売却時の株価について「根拠が明確でなく処分は違法だ」と指摘し、鈴木元会長らの主張を認めて処分を取り消す裁決を出しました。

国税側は納税済みのおよそ80億円に、利子に当たる還付加算金を上乗せして返還しました。

還付加算金はおよそ2億円とみられます。

鈴木元会長と森会長は「関係機関において適正なご判断をいただいたことに感謝し、また、心から安どしています」とするコメントを出しました。

東京国税局は「個別の事案については回答を差し控える」としています。

審判所の裁決に不服でも国税側は裁判所に訴えることはできず、今回の裁決は確定することになります。

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