https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


アメリカの主要メディアは27日、トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が外交や安全保障などの機密情報に接触できる資格を格下げされたと伝えました。


ホワイトハウスでは、機密情報を取り扱うにはFBI連邦捜査局などによる審査を受けたうえで正式な資格を得る必要がありますが、クシュナー氏を含む多くの当局者が審査の途中で正式な資格を得ないまま機密情報に接触していたことが、今月、問題となりました。


このため、ケリー大統領首席補佐官が、機密情報の取り扱いを厳格化する方針を打ち出し、その結果、クシュナー氏は、トランプ大統領を含む一部にしか接触が認められていない最高機密に接触できる資格を失ったということです。


これに関連して、ホワイトハウスのサンダース報道官は27日の記者会見で、「クシュナー氏は今後も政権で重要な仕事を続けることになる」と述べ、クシュナー氏の政権内での役割は変わらないとの考えを強調しました。


ただ、クシュナー氏は、イスラエルパレスチナの中東和平交渉を担当するなどトランプ政権の外交に幅広く関わってきただけに、今後、外交交渉に影響が出ることも予想されます。


トランプ大統領は27日、2020年の大統領選挙に向けて、選挙対策本部の責任者に前回の大統領選挙でも幹部を務めたブラッド・パースケール氏を起用すると発表しました。パースケール氏は若手のデジタル分野の戦略家で、ツイッターなどを駆使した選挙戦を展開する狙いがあるとみられます。


パースケール氏は声明で、「光栄だ。トランプ大統領の勝利の精神を反映させたチームを作り上げる」と強調しました。


トランプ大統領はすでに再選を目指して資金集めなどを行っていますが、選挙対策本部の責任者を任命したことで、今後、準備を本格化させる見通しです。


また、トランプ陣営は、ことし11月に行われる議会の中間選挙にも積極的に関与するとしていて、全米各地で与党・共和党議員の支援に乗り出すものとみられます。


アメリカメディアは、歴代の大統領に比べトランプ大統領は異例の早さで再選に向けた活動を始めていると伝えています。