「法的三段論法については,多くの答案において意識されていたものの,規範定立や判断方法を一切示さずに,問題文に現れた事実を抜き出しただけで,その事実が持つ法的意味を特段論じることなく結論のみを記載するという答案も多く見受けられた。」https://t.co/WePAHuxLVZ
— studyweb5 (@studyweb5) 2018年4月18日
「全ての論点について,法的三段論法に従って論述する必要はないが,規範定立の上,結論を導くのに必要な事実を指摘して,妥当な結論を導くことが求められている。」https://t.co/WePAHuxLVZ
— studyweb5 (@studyweb5) 2018年4月18日
昨年の採点実感刑法。当サイトが繰り返し説明している「規範の明示」についての記述です。「当てはめの中で規範に対応する文言があればよい。」という誤解が多いので、注意が必要です。具体的な答案の書き方は、以前の記事で説明しました。https://t.co/Kuz5wFRfje
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事実の摘示について、「問題文に現れた事実を抜き出しただけで」とあるので、問題文の書写しでは足りないようにもみえますが、これは、「規範定立や判断方法を一切示さずに」書き写した場合です。規範を明示し、それに対応する事実として書き写せば、最低限の法的意味を示すことができます。
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このことは、刑法だけに限らず、全科目に共通することです。先に規範を明示しておくと、当てはめが事実の羅列でも法的意味を示すものとなるカラクリについては、「司法試験平成27年採点実感等に関する意見の読み方(行政法)」で説明しました。https://t.co/JKxWp1EA9D
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180418#1524048266
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