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米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は8日、FRBの利上げは多くの人々が考えるほど、世界の金融市場や新興国市場経済に対して大きなリスクを呈していない可能性があるとの見解を示した。


スイスでの討論会用に準備された原稿での発言。


ただ、「世界的な政策正常化から生じる予想されるリスクを見過ごすことはない」とも述べ、FRBが緩やかな利上げを進めていく中で、世界のリスクセンチメントの注視が必要になるとの考えを示した。


パウエル議長は、FRB金利決定は近年、新興市場の資金フローに限定的な影響しか与えていないものの、一部の投資家と機関は今後の政策引き締めへの備えが十分にできていない可能性があると指摘した。


世界の金融の安定と成長維持のため、FRBは金融システムの耐性を高める努力をするとともに、市場の見方を調整し混乱を避けるため、できる限り明確かつ透明性の高い形で政策戦略を伝えていくと述べた。

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