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2年ぶりにヨーロッパを歴訪しているイランのロウハニ大統領は4日、EU=ヨーロッパ連合の議長国を務めるオーストリアを訪れ、首都ウィーンで、クルツ首相と会談しました。


会談では、アメリカが核合意から離脱し、イランへの経済制裁を再開する中で、今後の核合意の取り扱いをめぐって協議を行い、両首脳は合意の維持に向けて連携していくことを確認しました。


会談のあと記者会見したロウハニ大統領は「核合意は、すべての国に成果をもたらしたという点で、われわれは一致している。合意を存続させなければならない」と述べ、イランとしては核合意にとどまる考えを改めて強調しました。


また、クルツ首相は「EUはこれからも核合意を支持する」と述べたうえで、EUとして近くアメリカの経済制裁への対抗策を示すという見通しもあわせて示しました。


ウィーンでは、6日にアメリカ以外の核合意参加国による外相会合が開かれる予定で、アメリカを抜きにした形で核合意が維持されるかどうかが焦点となります。

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