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 今、眞子さま紀子さまとほとんど言葉を交わさないという。宮邸にいても食事の時間をずらしたり、なるべく顔を合わせないようにし、特に「結婚」についての話題は避けられているそうだ。


眞子さま紀子さまに対してそこまで頑ななのは、なぜ小室さんとすぐに結婚してはいけなかったのか、納得できていないからです」(宮内庁関係者)


 秋篠宮ご夫妻が、学習院大学在学中に出会い、恋愛結婚されたことを最も意識してきたのは、他ならぬ眞子さまと佳子さまたちだろう。


「両親を敬愛されて育ってきたお2人はこれまで、自分も恋愛結婚をすると信じて疑わずにきたそうです。その中でも、ご両親のように学生時代に自分でお相手を見つけるのが理想だと思われてきたのでしょう。


 独身の秋篠宮さまが英国留学中、紀子さまは現地を訪れていましたが、それも眞子さまの英国留学中に、休暇を取って駆けつけた小室さんと重なります。また、婚約する前から紀子さまは頻繁に赤坂御用地を訪れていました。これも、小室さんとまったく同じです。眞子さまとしては、両親のやってきたことをそのまま踏襲しているに過ぎないのです」(前出・宮内庁関係者)


 ところが、お手本であったはずの紀子さまが、度重なる小室家に関する報道を見聞きするなかで、眞子さまのご結婚に対して慎重な姿勢に変わっていったという。


紀子さまとしては、娘の行く末を案じる気持ちと、弟の悠仁さまの将来を気にされるお気持ちがあり、慎重になるのも当然のように思われます。しかし、紀子さま以上にまさかと思っているのは、眞子さまです。“家柄は関係ない”、“相手は自分で見つけて恋愛結婚でいい”と育てられ、そして一度は結婚を認めたはずなのに、なぜ今になって違うことを言い出すのか。眞子さまが反発心を抱くのも、自然なことではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)


 小室さんを巡ってさまざまな騒動が起きている渦中で、秋篠宮邸に招いたことが知れれば、世間が「秋篠宮ご夫妻は結婚や小室さんに対してどういうスタンスなのか」と関心を強めることは明らかだ。しかし、眞子さまなりの「正論」があり、それゆえに、小室さんと「内密の送別会」を行うことは、紀子さまも認めざるをえなかったのだろう。

 世界の王室でも、どんなに高いハードルがあっても、自由恋愛を経ての結婚が主流になりつつある。


「ヘンリー王子とメーガン妃の結婚が取り沙汰されたとき、英国民は、メーガン妃が年上でバツイチであること、アフリカ系アメリカ人を母親に持つアメリカ人であること、親族が自己破産していたり、暴露本の用意をしていたりすることなどを問題視しました。しかし、エリザベス女王がまっさきにメーガン妃に寄り添う態度を見せたことで、国民感情はがらりと変わりました。“メーガンと結婚できなければ王室を出る”とまで宣言したヘンリー王子の決意を、女王自らが支えようとしたのです」(英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さん)


 眞子さまはイギリスに留学した経験もあり、英王室のオープンな雰囲気も肌で知っているはずだ。もちろんヨーロッパと日本では歴史も伝統も文化も違うし、ロイヤルの事情も違う。しかし日本でも、初めて民間人から皇太子妃を迎え入れた陛下が、長い年月をかけて「開かれた平成皇室」を作り上げられてきた。皇室は時代とかけ離れた存在ではない。眞子さまが“どうして私だけ許されないのか”という思いを募らせることは不自然なことではない。


ノルウェー王室に嫁いだメッテ=マリット妃はシングルマザーで、子供の父親は麻薬常習者だったので、当初、国民は反対しました。しかし、彼女が会見で涙ながらに真実を語り、“過去は変えられませんが、未来は変えられる”と話したことで、一気に世論が変わりました。


 ロイヤルが民間人と結婚しようとして、まったく問題のない人などいるでしょうか。今はロイヤル自身が作戦を練り、理解者を増やし、徐々に国民に受け入れられる努力をし、自ら幸せを掴み取る時代なのかもしれません」(前出・多賀さん)

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