性的虐待事件受け ローマ法王が全世界の信者に異例の書簡 #nhk_news https://t.co/lvmnnU4x1z
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月20日
アメリカ東部ペンシルベニア州の検察は今月、州内のカトリック教会で聖職者合わせて301人が、およそ70年にわたって1000人を超す未成年者に性的虐待を行い、組織的な隠蔽もしていたと発表し、衝撃が広がっています。
事件について、フランシスコ法王は20日、全世界の信者に向けて英語やイタリア語など7つの言語による異例の書簡を発表しました。
この中で、「多くの人々に与えた傷の深さや大きさを私たち教会が直ちに認識しなかったことに恥と後悔を感じる」と述べて、対応の遅れを認めました。
そのうえで、一連の行為を非人道的だと強く非難し「こうした行為が隠蔽され、続けられるようなことがないよういかなる努力も惜しまない」と強調し、再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
カトリック教会の聖職者をめぐっては、ヨーロッパや南米でも未成年者に性的虐待をする事件が相次いで明るみになり批判が高まっていて、フランシスコ法王は書簡の中で危機をともに乗り越えるよう、信者に強く訴えかけました。