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アメリカのグーグルは23日、イランの国営放送「イラン・イスラム共和国放送」と関連があるとして、傘下のユーチューブなどの合わせて58のアカウントを削除したと発表しました。


去年1月以降、国営放送は正体を隠して、アメリカの政治情勢について英語で投稿していたということで、動画の再生回数はアメリカだけで、1万3000回以上に上ります。


またグーグルは、アメリカの情報機関がロシア政府に近いとしている「インターネット・リサーチ・エージェンシー」についても正体を隠して、英語で、政治に関連した投稿を行っていたとして、42のアカウントを削除したということです。


これに先立って21日には、フェイスブックがイランとロシアによる652の不審な投稿やアカウントを削除し、ツイッターもイランなどの284のアカウントを削除したことを発表しています。


アメリカでは、おととしの大統領選挙でロシアの「インターネット・リサーチ・エージェンシー」などが、社会の分断を狙って投稿していたにもかかわらず、フェイスブックなどが十分な対策を取らなかったと批判されており、SNS各社は、秋の中間選挙を前に対策を強化しています。