https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

イラン核合意をめぐっては、アメリカのトランプ前政権が一方的に離脱してイランへの制裁を再開させたのに対し、イラン側は対抗措置として核開発を加速させていて、合意が機能しない状態に陥っています。

そのため両国は、EUヨーロッパ連合などが仲介する形で核合意の立て直しに向けた間接的な協議を続けています。

ウィーンで続けられてきた協議は先月下旬から中断していましたが、8日再開し、イランの交渉団は、EUのモラ事務次長らと会談しました。

会談の内容は明らかになっていませんがモラ事務次長はこれに先立ち、ツイッターに「妥協の精神が必要だ」と投稿し、両国に歩み寄りを求めています。

協議についてアメリ国務省の高官は先月31日「われわれは、最終段階にいる」と述べ、イランが核開発を加速させる中、数週間以内に結論を出す必要があるという認識を示しています。

またロシアの交渉官も7日、ツイッター「決断が求められる最終段階に入ったようだ」と投稿しています。

ただイランは、アメリカに対して合意から二度と離脱することがないよう保証を求めているのに対して、アメリカは受け入れない立場で両国の隔たりは大きく、停滞してきた協議が妥結に向かうのかが焦点です。

去年秋の岸田総理大臣の就任後初めてとなるイランのライシ大統領との会談は、9日夜、およそ30分間、電話で行われました。

この中では、イラン核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議が今月8日に再開したことを踏まえ、最新の情勢について意見を交わし、岸田総理大臣は、日本として核合意を一貫して支持しており、関係国による核合意への早期復帰に期待する考えを伝えました。

そして両首脳は、引き続き緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。

また会談では、内戦が続くイエメンを含む中東情勢をめぐっても意見を交わしました。

イスラエル軍は9日、同国に向けて対空ミサイルが発射されたため、シリアのミサイル施設を攻撃したと表明した。

シリア国営テレビは、首都ダマスカス近郊が先に攻撃を受け、兵士1人が死亡、5人が負傷したと報じたが、イスラエル軍報道官は、この報道についてコメントを控えた。

イスラエル軍ツイッターで明らかにしたところによると、対空ミサイルはイスラエル空軍機に向けて発射され、空中で爆発。イスラエルの一部とヨルダン川西岸地区に警報が発令された。これを受け、イスラエル軍はシリアの地対空ミサイルのバッテリーとレーダーを攻撃した。

これに先立ち、シリア国営テレビは、シリア空軍がダマスカス上空でイスラエルの地対地ミサイルを複数撃墜したと報じていた。ミサイルはイスラエルが占領するゴラン高原から発射されたという。

d1021.hatenadiary.jp

#中東