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EUの議会にあたるヨーロッパ議会は、ことし5月に加盟各国で議員を選ぶ選挙が行われます。

フランスの極右政党「国民連合」のルペン党首は13日、パリで党の会合を開いて23歳の地方議員を「選挙の顔」に据えるなど12人の候補者を発表しました。

ルペン党首は演説で「フランス人と5億人のヨーロッパ人のために自分たちで物事を決める自由を取り戻す」と訴え、EUに予算や法律をつくる権限が集中しているとしてそれを取り戻すことを主要な目標に掲げました。

そのうえで、EUの役割をさらに強化しようと訴えるマクロン大統領との対決姿勢を前面に打ち出し有権者にとって選挙の焦点は明確だ。マクロン大統領を倒すことだ」と述べました。

先月の世論調査ではヨーロッパ議会選挙でルペン氏が率いる「国民連合」に投票すると答えた人は24%と、マクロン大統領率いる与党「共和国前進」の18%を上回ってトップになっています。

EUに懐疑的な主張を掲げる動きはフランス以外でも広がっていて、5月のヨーロッパ議会選挙でどこまで勢力を増すかがEUの行方を大きく左右します。