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フランスの議会下院にあたる国民議会の選挙は577の議席小選挙区制で争い1回目の投票で過半数を獲得する候補がいなければ決選投票が行われます。

12日に行われた投票では、開票の結果、ほとんどの選挙区で上位の候補による決選投票が行われることになりましたが、マクロン大統領を支える与党連合は25.75%と首位にたったものの、急進左派を中心とした左派連合が25.66%とわずかな差で迫っています。

また、大統領選挙でマクロン大統領と争ったルペン前党首が率いる極右政党国民連合は18.68%と、得票を大きく伸ばしました。

フランス公共放送「フランス2」は各選挙区での情勢分析も踏まえ、決選投票では現在全議席の60%を占める与党連合は大幅に議席を失って、過半数を下回る可能性もあると伝えています。

今回の選挙では、ウクライナ情勢の影響で燃料価格など物価が高騰し与党側への批判が高まる一方で野党側は税金の引き下げなどを打ちだして、地方の低所得者層などの間で支持を伸ばしています。

与党が過半数を下回れば、今後5年間のマクロン大統領の政権運営に大きく影響するだけに、今月19日の決選投票の行方が注目されます。

1回目の投票結果を受けて、ボルヌ首相は会見し「国民の日常にのしかかる緊急の問題に対応するには、強力で明らかな多数派が必要だ。ヨーロッパの門前で戦争が続く今、政権が不安定になるリスクを冒すことできない」と述べ、ウクライナ情勢が続く中、政権の安定のためには過半数議席が必要だとして、決選投票に向けて与党への支持を訴えました。

また、最大で190議席と大きく議席を増やすと伝えられている野党の左派連合を率いる急進左派のメランション議員は「次の日曜日(決選投票)は、マクロン大統領の与党を決定的に拒否するために投票に押し寄せよう」と呼びかけました。

現在の6議席から、最大で45議席に増やすと伝えられている極右政党国民連合のルペン前党首は「決選投票はわれわれが、愛国心のある、重要な議員団を議会に送り込むチャンスだ。マクロン大統領に過半数議席を持たせないことが重要だ」と述べ、与党が過半数議席を獲得するのを阻止すると訴えました。

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