ドイツ大手2銀行 統合に向けた交渉開始 #nhk_news https://t.co/k14FFdAVjd
— NHKニュース (@nhk_news) March 17, 2019
ドイツ銀行は17日、声明を発表し「われわれはコメルツ銀行と協議している。金融業界の強化はわれわれにとって重要だ」と述べ、コメルツ銀行と統合に向けた交渉を始めたことを明らかにしました。
経営不振が続くドイツ銀行は、これまで自力での経営の立て直しを目指していましたが、顧客離れが進み、株価も去年1年間で半分に下落していました。
一方のコメルツ銀行は、リーマンショックの際に公的資金の投入を受け、今も政府の出資比率が15%を超え、経営基盤の強化が求められています。
こうした中、ドイツ政府はドイツ企業の海外進出を支える強力な銀行が必要だとして、両行の統合に積極的な姿勢を示していました。
統合が実現すれば、総資産は1兆8000億ユーロ、日本円でおよそ230兆円となり、ヨーロッパ有数の規模の銀行が誕生することになります。
ただ、統合には大規模なリストラを懸念する労働組合が強く反対しているほか、両行の株主の賛成を得られるかも不透明で、ドイツ銀行も統合が確実に実現するかどうかわからないとしています。