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アップルは3日、アプリなどの開発者向けのイベントをカリフォルニア州サンノゼで開き、新しい基本ソフトを一斉に発表しました。

このうち、この秋に提供が始まるパソコン向けの基本ソフトからは、「iTunes」が姿を消すことが明らかになりました。

「iTunes」は音楽をパソコンにダウンロードして楽しむアプリとして2001年に導入され、アルバムではなく1曲ごとで購入できることから音楽業界を大きく変えました。

しかし最近は、ダウンロードではなくストリーミングと呼ばれる定額で使い放題となる音楽や動画の配信サービスが主流になっています。

このため次の基本ソフトからは「iTunes」の搭載をやめ、代わりに音楽配信アプリの「アップルミュージック」や動画配信アプリの「アップルTV」を搭載するということです。

アメリカのメディアは「デジタル革命を起こしたiTunesの終了は、一つの時代の終わりを意味する」などと報じています。

アップルはiPhone向けの新たな基本ソフトも発表しました。地図機能を強化するほか、メッセージや写真などの背景を白から黒にする「ダークモード」などを追加するということです。

また、インターネットでさまざまなサービスを利用する際にアップルのアカウントでログインすれば、アップルが利用者のプライバシーを守る仕組みを導入するとしています。

担当者は「他社のアカウントでログインする時と違い、個人情報が利用されにくい」と述べ、プライバシーの保護の在り方で批判されているフェイスブックやグーグルのアカウントを使ってログインする場合との違いを強調しています。

主力のiPhoneの売り上げが伸び悩む中、アップルはプライバシーの保護を前面に打ち出すことで他社との差別化を図る姿勢です。

アップルはこの日、音楽や映像の制作者向けのパソコンの最上モデルを秋に発売することも発表し、価格は最も安いもので5999ドル(およそ65万円)になるとしています。


有線でマウスをiOSバイスに接続するか、Bluetoothでマウスを接続して使用することができるとのこと。

「AssistiveTouch」のメニューを開くと、「Pointing Devices」「Mouse Keys」「Cursor」「TRACKING SPEED」など、マウス機能に関する項目が並んでいることがわかります。

マウス機能はApple製のBluetoothトラックパッドであるMagic Trackpadにも対応している模様。