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ワシントン駐在のイギリスのダロック前大使は、本国に送った公電の中でトランプ政権を「無能だ」などと酷評していたことが報じられ、先週、辞任に追い込まれました。

この公電を暴露した「メール・オン・サンデー」は14日、アメリカがイラン核合意からの離脱を表明する直前の去年5月、当時のジョンソン外相が訪米した際に書かれたとする公電の内容を再び報じました。

この中で前大使は、トランプ政権による核合意からの離脱について、「外交的な破壊行為で、理由は、オバマ前大統領が取りまとめた合意だ、という個人的な思いにすぎない」と分析したとしています。さらに、「離脱後の戦略や代案がなく、ヨーロッパ各国に相談する気もない」とトランプ政権を批判しています。

公電の漏えいについて、イギリスでは懸念が広がり、ロンドン警視庁が捜査に乗り出すとともに、漏えいされた情報を報道すれば処罰を受けるおそれがあると警告しています。

一方で、こうした動きは「報道の自由」に反するという批判もあり、メイ首相の後任を選ぶ党首選を戦っているハント外相とジョンソン前外相がともに「報道の自由」を守ると約束するなど、波紋が広がっています。