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 秋篠宮家に仕える職員になるルートは、大きく分けて3つある。1つ目は宮内庁職員の中から選ばれることだが、「紀子さまの厳しさをよく知っているので、宮内庁内部から手を挙げる人は皆無に近い」(宮内庁関係者)という。2つ目は、秋篠宮家が独自に採用するルートだが、一般募集をするわけでもなく、あくまで知り合い伝手なので人数は限られる。

 最後の3つ目のルートが、他省庁の公務員に声をかけて、出向してもらうことだ。

「本来であれば、宮内庁と同じく旧内務省系の省庁(総務省警察庁厚労省など)や、国際親善の場面で重宝する外務省出身の職員が、皇族の周辺を固めることが多い。たとえば、天皇陛下を支える今の侍従長は外務省出身で、上皇侍従長も元外務官僚。宮内庁長官総務省出身で、宮内庁次長は元警察官僚です。そうした体制は、戦後ずっと伝統的に続いてきました。

 しかし、秋篠宮家の職員が“難しい仕事”であることが、関係各省庁に知れ渡ってしまっていて、今回はなかなか人材の確保ができなかったんです」(前出・宮内庁関係者)

 困った宮内庁が触手を伸ばしたのが、地方の県庁に勤める地方公務員だ。秋篠宮家には三重県和歌山県などの地方自治体からの出向者もいるという。

「そんな状況で、手を挙げたのが、経産官僚や経産OBでした。経産省から宮内庁への出向は、秋篠宮家以外では記憶にないぐらい、非常に稀なことです。そもそも、経産省は皇室の公務に大きくかかわることはありません。年に1度の天皇陛下による工場視察に携わるくらいでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 ところが、秋篠宮家には現在、経産省出身者が複数仕えている。侍従や女官にあたる、公務の調整や私的な交際までを対応する「宮務官」のトップである宮務官長の石井裕晶氏も経産省出身だ。

「石井氏は“ただの経産官僚”ではありません。経産省から、安倍官邸の直轄の『内閣府』に出向した経験を持ち、アベノミクスに関して国会答弁に立ったこともあります。安倍首相の近くで重要な政策を企画立案する政策統括官も務めた“安倍首相の側近”でもありました」(全国紙記者)

 さらに石井氏以外にも、昨年12月、経産省から現役官僚が宮内庁に出向し、秋篠宮家を支える「皇嗣職」についているという。

「安倍官邸としては、皇位の安定継承や女性天皇容認など、皇室に関連する重大な議論を控えて、発言力の大きい、現皇室のキーマンである秋篠宮さまと紀子さまとのパイプを太くして、“共同歩調を取りたい”という思惑が透けて見えます。

 たしかに皇室の在り方は憲法上、国民や政治家が話し合って決めることであり、皇族方が口を挟めるものではありません。しかし、上皇陛下が生前退位の希望を表明され、そのまま実現したことから、“皇室についてのルールを定める上で、皇族方のお気持ちにも一定の配慮が必要”という雰囲気があることもたしかです。官邸にとって、皇位継承権を持つ男系男子をお二方も擁する秋篠宮家は、手を携えたい相手であるに違いありません」(前出・宮内庁関係者)

 2004年、皇位継承に関する議論が進められた時、今上天皇の子供世代には、女子しかいなかった。「男系男子」のみにしか皇位継承権がないため、皇統の継承が危ぶまれる状態だ。だが、紀子さまが2004年に悠仁さまを出産されたことでそうした空気は一変。だが、変わったのは周囲だけではなかった。

紀子さまは “将来の天皇の母”という強い意識を抱くようになられたのでしょう。悠仁さまのことを『(上皇上皇后)両陛下からお預かりした大切な命』と繰り返され、将来の天皇として立派に育て上げるために奔走してこられました」(別の宮内庁関係者)

 近頃は秋篠宮さまもまた、“将来の天皇の父”としての意思表明とも受け取れる発言をされた。朝日新聞が4月21日、《退位「一代限り」への問い》と題した記事を掲載。秋篠宮さまは周囲に「兄が80才の時、私は70代半ば。それからは(即位)できないです」と、自身の皇位継承について語ったという。実際、過去には周囲に「自分のことよりも早く悠仁に継がせたい」と漏らされたことがあったと報じられたこともある。

「そうしたご夫妻の思いと、皇位継承順位を維持し、男系男子を貫きたい安倍官邸の思惑は、図らずも一致します。まるで、女性天皇実現を阻止したい安倍官邸と、悠仁天皇の誕生を悲願とする紀子さまが歩み寄ったようにも感じられます」(皇室ジャーナリスト)

 それが、経産省出身の職員の受け入れにつながったのだろうか。

「職員人事は、宮内庁の発案とされています。しかし、秋篠宮家の側近に関する人事ですから、ご夫妻にお伺いを立て、了承を得ていなければ実現するわけがない」(前出・皇室ジャーナリスト)

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