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立皇嗣の礼」は、憲法で定める国事行為として、ことし4月、皇居・宮殿で「立皇嗣宣明(せんめい)の儀」と「朝見(ちょうけん)の儀」が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でいったん延期され、来月8日に実施されることになりました。

宮内庁はこれに伴い、21日、皇位継承に伴う一連の儀式などを検討する「大礼(たいれい)委員会」を開き、皇室行事として行われる儀式などの次第を決めました。

それによりますと、来月19日には、「立皇嗣宣明の儀」のあと、代々、天皇から皇太子に授けられてきた剣(けん)を、天皇陛下秋篠宮さまに授けられる行事が行われます。

そして、秋篠宮さまが宮中三殿に参拝する儀式が行われ、秋篠宮さまは、剣を携えた側近を従え、紀子さまとともに「賢所」など3つの殿舎の中に入って拝礼されます。

これに先立って、天皇陛下伊勢神宮などに「立皇嗣の礼」を行うことを伝えるため使者を派遣される儀式が、来月5日に行われることも決まりました。

一方で、秋篠宮ご夫妻が伊勢神宮などに参拝し、「立皇嗣の礼」が終わったことを伝えられる行事については当分の間、延期されることになりました。

宮内庁は感染拡大防止のため、「立皇嗣の礼」では宮殿の「松の間」の障子やガラス戸などを開放し、天皇皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻を除く全員にマスクを着用してもらうことにしています。

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