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4年以上内戦が続くイエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力フーシ派、それにハディ政権から離反した勢力による三つどもえの戦闘が続き、泥沼化しています。

反政府勢力によりますと、1日未明南西部のダマール県にある、捕虜の収容所にサウジアラビアなどによる空爆があり、これまでに60人が死亡、50人がけがをしたということで「虐殺行為だ」と強く反発しています。

これについてサウジアラビアなど政権側を支援する連合軍は、ドローンなどの兵器の保管庫を攻撃したもので、民間人を標的にしていないと反論しています。

反政府勢力の支配地域では、サウジアラビアなどによる空爆が繰り返され、民間人も巻き込まれているとして国際社会からも非難されてきました。

これに対して、反政府勢力は、ドローンなどを使った、サウジアラビアに対する越境攻撃を繰り返しており、報復の連鎖となっています。

イランの支援を受けた反政府勢力がサウジアラビアに報復攻撃を強化すれば、緊張が続く中東情勢への影響の拡大が懸念されます。

レバノンシーア派組織ヒズボラは1日、レバノン南部の国境地帯から隣接するイスラエル側の町にあるイスラエル軍の施設や軍用車両に向けて多数の対戦車ミサイルを発射しました。

これに対し、イスラエル軍もミサイルが発射された地点に向けて戦車などによる砲撃を100回以上行ったということで緊張が高まっています。

この衝突で、現場周辺の枯れ草に火がついて燃え広がり、あたりは白い煙に包まれました。

ヒズボラは声明を出し、先月24日、イスラエル軍によるシリア空爆ヒズボラの戦闘員2人が死亡したことへの報復だとしていて、イスラエル兵に死傷者が出たと成果を強調しています。

これに対し、イスラエル軍は死傷者は出ておらず、「ヒズボラの攻撃は失敗した」と反論しています。

イランの支援を受けるヒズボラ民兵組織はレバノン政府軍を上回る軍事力を備え、2006年にはイスラエルとおよそ1か月にわたり、大規模な戦闘を繰り広げています。

こうしたなか、レバノンのハリリ首相はアメリカやフランス政府と連絡を取り、事態の鎮静化に協力するよう呼びかけています。

シリアの内戦では、国土の多くを取り返したアサド政権と、ロシアがことし4月から反政府勢力の最後の拠点、イドリブ県など北西部に空爆などの攻撃を続けていて、これまでに1000人以上が死亡したとされています。

こうした中、イドリブ県北部のトルコとの国境にある検問所では先月30日、大勢の住民らが「この大虐殺から救い出して」などと書かれたプラカードを手にデモ行進を行い、国境を開くよう求めました。

このうち一部は、検問所の門を揺さぶるなど暴徒化し、これに対して警備隊は催涙弾を使用し、強制的に排除しました。

これを受けてトルコのチャウシュオール外相は「ヨーロッパを目指すシリア難民の波がまた生じるかもしれない」と述べて、懸念を表明しました。

国連によりますと、イドリブ県をめぐる戦闘では、これまでに60万人以上が避難生活を余儀なくされているということで、アサド政権が攻勢を強める中、再び多くの難民が発生する事態が懸念されます。

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