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共同利用を始めるのは、全国の駅やショッピングセンターなど、銀行の店舗の外にある2800か所余りのATMです。

口座を持っていない銀行のATMから現金を引き出す場合は手数料を取られるのが一般的ですが、共同利用のATMでは、三菱UFJ、三井住友どちらのキャッシュカードでも、平日の日中を中心に、手数料無料で現金の引き出しや預け入れができるようになります。

コンビニエンスストアのATMが増え、電子マネーなどキャッシュレス決済が広がるにつれ、銀行が設置したATMの利用者は徐々に減り、維持管理のコストがかさむようになっています。

このため三菱UFJと三井住友は、近いところにある共同利用のATMおよそ700か所を順次廃止して、効率化を進める考えです。効率化の動きはほかの銀行でも進んでいて、あおぞら銀行は、自前のATMを廃止して代わりに提携先のゆうちょ銀行のATMを無料で利用できるようにしています。

かつては各銀行とも顧客獲得のため競い合うようにATMを設置してきましたが、長引く低金利で経営環境が厳しくなる中、ATM戦略も様変わりしています。