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ワシントンに本部を置くIMFは25日、理事会を開き、ヨーロッパ中央銀行の総裁に指名されたラガルド氏の後任として、世界銀行のCEOを務めるブルガリア出身のクリスタリナ・ゲオルギエワ氏が来月1日から専務理事に就任することを決定しました。

ゲオルギエワ氏は66歳。経済学者で、EU=ヨーロッパ連合の執行機関に当たるヨーロッパ委員会の副委員長などを歴任し、主に環境保護人道支援に取り組んできました。

IMFのトップはヨーロッパから選ばれるのが慣例となっていますが、東欧出身者は初めてで、2代続けて女性が就任します。

ゲオルギエワ氏は25日、記者団に「世界経済の成長は期待外れで、米中間の緊張による負担が多くの国にのしかかっている。危機のリスクを最小限に抑え、万一の事態に備えた体制を整える」と述べ、世界経済の安定に努めていく考えを示しました。