ベネズエラ、野党ゴンサレス氏の逮捕状発行=司法長官 https://t.co/N1MGHuFYhf https://t.co/N1MGHuFYhf
— ロイター (@ReutersJapan) September 3, 2024
ベネズエラの司法当局は2日、7月に実施された大統領選の野党候補エドムンド・ゴンサレス氏に裁判所が扇動などの容疑で逮捕状を出したと述べた。
サーブ司法長官は「テレグラム」でのメッセージで逮捕状の写真をロイターと共有した。
逮捕状発行はマドゥロ政権が大統領選後の野党弾圧をさらに強めたことを意味する。
検察はテロ事件などを扱う裁判所への書簡をインスタグラムに投稿。それによると、公文書改ざん、法律違反の扇動、共謀、結社などの容疑で逮捕状を請求した。
大統領選を巡っては、選挙当局と最高裁がマドゥロ大統領の勝利を認定しているが、野党が公表した集計ではゴンサレス氏の勝利が示された。
野党は投票箱レベルの集計の8割超の写しをウェブサイトで公表しているが、選挙評議会は投票日夜のサイバー攻撃によって全集計結果の公表ができないとしている。
サーブ長官は野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と野党の投票結果集計サイトに対する刑事捜査も開始している。
大統領選めぐり混乱続くベネズエラ 野党側候補者に逮捕状請求https://t.co/9IOELBtj3H #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 3, 2024
ことし7月の大統領選挙をめぐり混乱が続いている南米のベネズエラで、勝利を主張している野党側の候補者に対して、検察が扇動などの疑いで逮捕状を請求しました。現職のマドゥーロ政権は選挙での当選の既成事実化を進めながら野党側への強権的な対応を強めています。
ことし7月に投票が行われたベネズエラの大統領選挙について選挙管理委員会は現職のマドゥーロ大統領が当選したと発表しましたが、野党側はゴンサレス候補が67%の票を得て勝利したと主張しているほか、周辺国などから詳しい選挙結果の公表や見直しを求める声が相次いでいます。
こうした中、ベネズエラの国営テレビは2日、検察がゴンサレス氏に対し、扇動などの疑いで逮捕状を請求したと伝えました。
検察は政権側の影響下にあるとされ、これまでも、野党がインターネットで偽りの集計結果を公表しているなどとしてゴンサレス氏に対し、裁判所で証言するよう求めてきました。
こうした動きについて、野党側は「ゴンサレス氏に対する脅しは、われわれを一層団結させ、ベネズエラの国民や世界からの支持を増やすだけだ」として、SNSを通じて批判しています。
マドゥーロ政権としては、選挙での当選の既成事実化を進めるとともに、今後も野党側には強権的な対応を続けるものとみられます。
ベネズエラ大統領の飛行機、米政府がドミニカ共和国で押収 https://t.co/jyk3BZbUot https://t.co/jyk3BZbUot
— ロイター (@ReutersJapan) September 3, 2024
米司法省は2日、ベネズエラのマドゥロ大統領が使っている飛行機をドミニカ共和国で押収し、米フロリダ州に移転したと発表した。
ガーランド司法長官は押収したファルコン900EX型機について、ペーパーカンパニーを通じて1300万ドルで違法に購入され「マドゥロ氏と側近が使用するために」米国から密輸されたと指摘した。
ベネズエラ政府は声明で、マドゥロ氏が飛行機を使用したことを認めたが、押収は「海賊行為以外の何ものでもなく」、違法であり、米国による「繰り返される犯罪行為」であると批判した。
7月28日に行われたベネズエラ大統領選挙は、現職のマドゥロ大統領が勝利を主張している。米政府は選挙結果が改ざんされたとして、マドゥロ氏の勝利を認めていない。
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