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日銀の雨宮副総裁は、12日岡山市で地元の経済界と意見交換したあと記者会見しました。この中で雨宮副総裁は、マイナス金利政策について「緩和の効果と副作用のバランスをとり、金融緩和の効果を最大限、発揮するにはどうすればいいかという意識で取り組んでいる」と述べました。

雨宮副総裁は、マイナス金利政策の副作用として金融機関の収益が悪化し融資に慎重になってしまうことや年金の運用が難しくなって消費者の将来不安を強めてしまうことなどをあげました。そして「さまざまなリスクを総合的に判断する必要がある」と述べ、副作用によって緩和の効果を損なうことにならないか注意深くみていく必要があるという認識を示しました。

日銀は、前回・10月の会合で、必要になればすでにマイナスとなっている短期金利をさらに引き下げる可能性を明確にしています。金融政策を決める次の会合は、来週開かれますが、こうした副作用も考慮に入れながら政策を判断するものとみられます。