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白鵬はこの1年、休場3回とけがに苦しんできましたが、先月の九州場所では14勝1敗で43回目の優勝を果たしました。

来月の初場所の番付では4場所ぶりに東の横綱に座ります。

白鵬は東京 墨田区で会見し「本当にけがに苦しめられた年だったが最後に優勝できて満足感はある。九州場所では、しっかり成績を残さないと来年のオリンピックも見えてこないという強い気持ちで臨んだ」と1年を振り返り、東京オリンピックまで横綱を務めるという目標を改めて述べました。

白鵬は先場所のあと「50回は優勝したい」という新たな目標を掲げていて、「50回の優勝のために来年はもう少しやらないといけない。ことしは2回だったが来年は3回は優勝して、一つ一つ階段を上っていきたい」と話しました。

また初場所に向け、気になる力士を聞かれると朝乃山や大栄翔など番付を上げてきた若手を挙げ、「若手にとっての壁は高ければいいと思うので、自分もしっかり立ちはだかっていくだけだ。いずれ彼らがその立場になったときに当時の上位陣があったから今があると言われるように頑張りたい」と第一人者としての意気込みを述べました。

一方、横綱審議委員会がかち上げや張り手などの取り口を批判したことについて聞かれると「知らなかった。まあ自分は自分の相撲を取る。禁じ手ではないわけだから」と述べました。

大相撲初場所は来月12日に東京・両国の国技館で初日を迎えます。