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日産自動車が13日に発表した去年12月までの9か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期よりも12%少ない7兆5072億円で、営業利益は82%と大幅に減って543億円でした。

これは販売のてこ入れが大きな課題となっている主力のアメリカ市場をはじめ、ヨーロッパや日本で販売が大きく落ち込んだためです。

特に去年10月から12月までの3か月間の決算では、最終損益が260億円の赤字と、この期間として11年ぶりの最終赤字になりました。

併せて会社はことし3月までの1年間の業績見通しを下方修正し、売り上げは去年11月時点の見通しより4000億円減って10兆2000億円、営業利益は650億円減って850億円になると見込んでいます。年間の業績の下方修正は去年11月に続いて2度目です。

日産の内田誠社長は記者会見で「足元での販売の減少は想定を超えていて、置かれている環境は大変厳しい。ルノーなどとの3社連合の連携の活用や新車の継続的な投入などを含め、再建計画を作っていきたい」と述べました。

日産は生産能力の削減を柱とした今の再建計画からさらに踏み込んだ効率化策を検討するとしていて、早急に具体策を打ち出すことが課題になります。

日産自動車内田誠社長は中国で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響について「生産台数や収益への影響は現時点では控えたいが、2月半ば以降まで中国で生産ができていない状況を考慮すると、それなりの影響がある」と述べました。

そして中国にある工場の生産再開の時期について、広州と大連にある工場が今月17日以降、湖北省襄陽や河南省鄭州の工場は20日以降の見込みだと明らかにしました。

また中国からの部品の調達が滞っていることから、国内の工場で一時的に生産を停止するなど、生産調整を行うこととしています。

具体的には子会社の日産自動車九州の福岡県の工場で14日と17日、それに24日の生産を一時停止します。

また子会社の日産車体の神奈川県の工場で15日に、福岡県の工場では15日と22日に、それぞれ予定していた休日出勤を取りやめるとしています。

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