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アパレル大手の「三陽商会」は、14日発表したことし2月期の決算で最終的な損益が4期連続の赤字となり、不採算店舗を最大で150店舗閉鎖することを決めました。

三陽商会のことし2月期の決算は、売り上げが688億円、最終損益が26億円の赤字となりました。最終赤字は4年連続です。

これは暖冬でコートなどの冬物衣料の販売不振が続いたうえ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で販売が落ち込んだことによるものです。三陽商会は経営の立て直しに向けて、今年度中に不採算店舗を最大で150店舗閉鎖することを明らかにしました。

また、経営陣を刷新することも決め、ことし1月に社長に就任した中山雅之社長が副社長に退き、スポーツウエアメーカー「ゴールドウイン」出身で、ことし3月に入社した大江伸治副社長が社長に昇格する人事を発表しました。

記者会見で、中山社長は「新型コロナウイルスの感染拡大という、かつてない非常時のため、外部からの目線を経営に取り入れることが必要だと考えた」と述べました。

一方、大株主のアメリカの投資ファンド・RMBキャピタルが、来月の株主総会に経営陣の大半を外部の人材にする内容の株主提案をする方針を示したことについて、中山社長は「今回会社として新たな方針を決めた。会社の考えが理解されるように丁寧に説明したい」と述べ、提案を受け入れない考えを示しました。

#経済