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囲碁の第45期碁聖戦五番勝負は、タイトルを持つ羽根直樹碁聖に一力遼八段が挑み、ここまで2連勝している一力八段がタイトル獲得まであと1勝に迫っていました。

14日、東京の日本棋院で行われた第3局で、一力さんは羽根さんを投了に追い込んで勝ちを収めて3連勝とし、「碁聖」のタイトルを獲得しました。

一力さんが七大タイトルを獲得したのは初めてです。

一力さんは、宮城県出身の23歳。ことしの春に大学を卒業し、仙台市に本社がある新聞社、「河北新報社」に入社し、記者としても働く異色の経歴を持っています。

日本棋院によりますと、新聞記者が囲碁の七大タイトルを獲得するのは初めてだと言うことです。

対局を終えた一力さんは、「きょうの対局は序盤から前例のない進行で、判断が難しかった」としたうえで、「碁聖戦の3戦を振り返ると、全体を通して今持っている力を出せたのかなと感じている。なんとか結果を出すことができてよかったです」と喜びを語っていました。

新型コロナウイルスの影響で開幕が2か月延期された第78期名人戦の七番勝負は、タイトルを持つ豊島将之 二冠(30)に、初めての名人挑戦となる渡辺明 二冠(36)が挑み、ここまで渡辺二冠が3勝2敗としてタイトル獲得まであと1勝に迫っていました。

14日から大阪の関西将棋会館で行われた第6局は、中盤以降、渡辺二冠がリードする展開となり、15日午後5時38分、99手までで豊島二冠を投了に追い込み、渡辺二冠が4勝2敗で「名人」のタイトルを奪いました。

渡辺さんは、平成16年に20歳で「竜王」を獲得して以来、これまでに通算25期のタイトルを獲得し、長く、トップ棋士として活躍していますが、「名人」を獲得するのは今回が初めてです。

また、先月、棋聖戦の五番勝負で藤井聡太 棋聖(18)にタイトルを奪われて「二冠」に後退していましたが、今回の名人獲得で、1か月ぶりに現在の棋士で最多の「三冠」に返り咲きました。

対局のあと渡辺さんは「名人は自分に縁がないタイトルだと思っていたので、まだ実感がありません。ことしはほかのタイトル戦もないので、ちょっと休んで次に備えたいと思います」と話していました。

一方、敗れた豊島さんは「さえない内容の将棋が多く、全体的に押されてしまった。考えていない手を指されることが多く、勉強になりました」と話していました。

#囲碁・将棋#食事#おやつ