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囲碁の七大タイトルの1つ、本因坊戦の七番勝負はタイトルを持つ井山裕太三冠(31)に、若手トップ棋士の芝野虎丸三冠(20)が挑み、ここまで井山三冠が3勝1敗としてタイトル防衛まであと1勝に迫っていました。

8日から三重県で行われた第5局は、9日午後6時12分、243手までで白番の井山三冠が4目半勝ちしました。井山三冠は4勝1敗でタイトル防衛を決め、本因坊戦での9連覇を達成しました。

日本棋院によりますと、囲碁の七大タイトルの連覇記録は、趙治勲名誉名人(64)が平成10年に達成した本因坊戦での「10連覇」が最多で、井山三冠の9連覇は、これに次ぐ歴代2位タイの記録となります。

対局後、井山三冠は「9連覇に関しては一つ一つ、ぎりぎりの勝負ばかりだったので、その中でよくここまでこられたなというのが率直な感想です。最も強い芝野さんを相手に自分なりにベストを尽くしていい結果を出せたことは、すごくうれしく思います」と話していました。

芝野三冠は、先月26日に史上最年少の20歳7か月で「三冠」を達成したばかりですが、今回の本因坊戦での「四冠」はなりませんでした。

藤井聡太七段(17)は史上最年少で挑む初めてのタイトル戦「棋聖戦」の五番勝負で、タイトルを持つ渡辺明三冠(36)を相手にここまで2連勝してタイトル獲得に王手をかけています。

第3局は9日午前9時から東京で行われ、藤井七段は積極的な攻めを見せましたが渡辺三冠の的確な指し回しによる反撃を受け、午後7時12分、142手までで投了に追い込まれました。

藤井七段は2勝1敗となり、史上最年少でのタイトルの獲得は次回以降に持ち越されました。「棋聖戦」五番勝負の第4局は今月16日に大阪で行われます。

藤井聡太七段が渡辺明三冠に敗れたことについて、藤井七段の師匠、杉本昌隆八段は「渡辺棋聖が強かった気がしました。藤井七段も非常にうまく指している気がしましたけど、渡辺棋聖が一枚上手でしたね」と振り返ったうえで、「藤井七段も前の2局とほぼ同じように指していて、タイトルのかかった一番とは思えぬ踏み込みのよさだった。渡辺棋聖がかなり用意周到に対策を練ってこられたことがうかがえました」と指摘しました。

そして、「いい将棋を指してくれたらタイトルをいずれ取ることは既定路線ですから、どんどん経験を積んで強くなってもらいたい。次勝てばタイトルを取るということに変わりないですし、次回に期待したいです」と話していました。

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