ローマ・カトリック教会 枢機卿に初のアフリカ系アメリカ人 #nhk_news https://t.co/cdGccS0CIL
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月26日
枢機卿は、カトリック教会でローマ教皇に次ぐ地位の聖職者で、教皇を補佐する役割があります。
フランシスコ教皇は、25日、バチカンのサンピエトロ広場を訪れた人への講話の中で、新たに枢機卿13人を任命したことを発表しました。
このうち、ウィルトン・グレゴリー大司教(72)が、アフリカ系アメリカ人として初めて枢機卿に任命されました。
アメリカの有力紙、ワシントン・ポストなどによりますと、グレゴリー氏はアメリカでの黒人差別の撤廃に向けて対話を呼びかけてきました。
また、カトリック教会を揺るがしてきた聖職者による性的虐待の問題への対応でも、解決に向けたガイドラインの作成に携わるなど中心的な役割を果たしてきたということです。
グレゴリー氏は来月、ほかの12人と一緒に枢機卿に就任する予定で、専門家はグレゴリー氏の任命は、黒人差別への抗議活動が世界中で広がる中、差別の解消を促す狙いがあると指摘しています。