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フランス南東部のリヨンの裁判所は7日、ローマ・カトリック教会バルバラ枢機卿が、聖職者による15歳以下の少年に対する性的虐待を隠蔽したとして、執行猶予つきの禁錮6か月の有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと、バルバラ枢機卿は、みずからの教区の聖職者が1980年代から1990年代にかけて8人の少年に対し、性的虐待を繰り返し行ったことを知りながら、スキャンダルになるのを避けるため、司法当局に通報しなかったということです。

無罪を主張していたバルバラ枢機卿は直ちに控訴する一方、枢機卿を辞職する意向を明らかにしました。

聖職者による未成年者への性的虐待をめぐっては、フランシスコ法王が先月、各国の司教らを集めてバチカンで会議を開きましたが、具体的な対策が示されなかったと批判が出ていて、今回の判決を受けて、フランシスコ法王に対応を迫る声が一層強まることも予想されます。

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