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イタリアでは、10月だけで新型コロナウイルスの感染者が20万人以上増え、累計の感染者は54万人を超えています。

飲食店の営業は26日から原則として午後6時までとなり、首都ローマでは午後6時を過ぎるとテラス席のいすを片づけて店じまいをする様子がみられました。

中心部でレストランを経営する男性は「取り返しのつかない大きな損失になる。将来がどうなるかことばもない」と話し、先行きに懸念を示していました。

飲食業の団体は、新たな規制による損失額が27億ユーロ、日本円でおよそ3400億円にのぼり深刻な打撃になるとしています。

ドイツでも先週以降、1日当たりの感染者数が1万人を超える日が続いていて、11月から開かれる予定だった、世界的に有名なニュルンベルクのクリスマスマーケットの中止が発表されました。

ドイツでは各地のクリスマスマーケットが開催の中止や、規模の縮小を決めています。

ヨーロッパでは1年で最も消費活動が活発だとされるクリスマスシーズンを前に規制が再び強化されることで、経済的な影響を懸念する声が強まっています。

ヨーロッパでは、中東欧地域でも感染が拡大しています。

このうちチェコでは、人口当たりの感染者数の割合がヨーロッパで最も高く、先週23日には、新たに確認された感染者の数が1万5000人を超えました。

医療関係者の感染も深刻で、アメリカやヨーロッパの各国から医療スタッフの派遣や人工呼吸器の提供などの支援を受けるとしています。

また、ルーマニアでも、先週23日、新規感染者の数が初めて5000人を超えるなど、感染者が急増しています。

チェコルーマニアでは、もともと、給与などの待遇がいいヨーロッパの西側諸国への医師の流出が課題となっていたところに、新型コロナウイルスの感染拡大が重なり、ICU=集中治療室の使用状況がひっ迫するなど、医療体制の維持に懸念が出ています。

また、ポーランドでは24日、ドゥダ大統領の感染が明らかになったほか、ブルガリアでも25日、ボリソフ首相が新型コロナウイルスの検査で陽性になったため、自宅で自主隔離を行っていることを明らかにするなど、首脳レベルでも感染が相次いでいます。

ヨーロッパでは10月、スペインとフランスで累計の感染者が100万人を超えるなど、新型コロナウイルスの感染が再び広がっていて、各国は夜間の外出を禁止したり、飲食店の営業時間を大幅に短縮したりするなど相次いで対策を打ち出しています。

ヨーロッパの状況についてWHOで危機対応を統括するライアン氏は26日、スイスのジュネーブで開いた定例の記者会見で、「陽性率が非常に高く、感染者に接触した人を効果的に追跡することがもはやできなくなっている」と述べ、感染の拡大に歯止めをかけることが難しくなっていると懸念を示しました。

ただ、新型コロナウイルス対応の技術責任者を務めるバンケルコフ氏は、「全国規模での外出制限はまだ必要ないと考えている。皆ができることをすれば避けられる」と述べ、全面的な外出制限はまだ必要ないという考えを示しました。

そのうえで、検査体制を拡充することや感染が疑われる人は自主隔離をすること、それに混み合った場所を避けるなど、一人一人が対策をとり感染を広げないよう呼びかけました。

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