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各国の司法担当の閣僚らが国際的な犯罪対策を話し合う、国連の「犯罪防止刑事司法会議」、通称「京都コングレス」は、来年3月7日から6日間の日程で京都市で開催される予定で、感染が拡大して以降、国内で初めての大規模な国際会議となります。

最大で30か国の代表団と国連職員の合わせて350人の来日が見込まれることから、法務省は参加者の入国を例外的に認めるための特別措置の検討を進めています。

具体的には、入国後の待機措置を免除する代わりに、出発前と入国後のPCR検査を義務づけるほか、滞在中は参加者向けに借り上げた専用のホテルに宿泊してもらうことにしています。

また、会場には専用のバスで移動し、ホテルと会場以外は原則外出を認めないなど、感染対策に万全を期すことにしています。

法務省では、感染状況に応じてオンライン会議システムも柔軟に併用する方針で、「コロナ禍での国際会議のモデルケースにしたい」としています。

京都市北区にある世界遺産金閣寺では、金色に彩られ、寺の名前の由来となった舎利殿でこけらぶきの屋根が傷んできたため、ことし9月から18年ぶりとなるふき替え工事が行われていました。

およそ4か月間行われた作業は28日終了し、29日朝舎利殿が報道関係者に公開されました。

ふき替え工事では、およそ320平方メートルの屋根にある10万枚のサワラの木の板を張り替え、屋根の色は以前より明るい茶色になっています。

また、屋根の上の「鳳凰」など、ふだん手の行き届かない場所の金ぱくの補修も行われ、作業には縦横およそ10センチの金ぱく1万枚が使われたということです。

昭和30年に再建された舎利殿の屋根のふき替え工事はおよそ20年ごとに行われ、これで3回目だということです。

金閣寺では「新型コロナウイルスが一日も早く終息し、装いを新たにした金閣寺を見てもらいたい」と話しています。

#食事

 山口組の分裂問題が勃発してから5年が経過し、ここに来て、六代目山口組と神戸山口組の勢力の差は一目瞭然となっている。

 当初は優勢にさえ見えた神戸山口組は、いつを境に衰退することになったのか。そして、そのきっかけはなんだったのか。

 その原因は、やはりヤクザ社会の伝統やしきたりが強固だったということだろう。一般社会に守るべき秩序が存在するように、それはヤクザ社会においても当然存在する。その最たるものが「盃」だ。盃を交わした者同士の関係性は絶対であり、それに背くことがまかり通ってしまえば、必然的にこれまで守られてきたヤクザ社会の秩序は根底から揺らぐことなる。

 その揺らぎは、ひいては山口組のみならず、他団体にまで影響を及ぼしかねない。ましてや、山口組は日本最大のヤクザ組織だ。そうした経緯を考慮しても、盃をないがしろにした神戸山口組が存続するのは、発足当初から非常に困難と見られてきた。だが、そんなことは十分に認識した上で、神戸山口組は立ち上がったはずだ。

 そして、当初イニシアチブを握ったのは、メディアの後押しもあって神戸山口組だった。普段、ヤクザの話題など報じないマスコミも分裂問題を連日のように取り上げた。判官贔屓という国民性もあるのか、メディアや世間の空気が、神戸山口組の勢いに拍車をかけているようにも見えた。

 だが、徐々にメディアが分裂問題を取り上げる回数が減り、世間の関心が薄らいでくると同時に、六代目山口組の巻き返しが始まっていった。

 そのきっかけのひとつとなったのが、2017年に起きた、織田絆誠・現絆會会長らによる神戸山口組からの離脱だろう。当時、織田会長は神戸山口組の中核団体であった山健組の副組長という重職にあり、井上邦雄・神戸山口組組長の右腕とも呼ばれた人物だった。さまざまな困難を想定し、山口組を割って出て、新たな組織を存続させるという、これまで誰もなし得なかった不可能を可能にするために立ち上がったはずの神戸山口組だったが、発足から2年を持たずして、内紛ともいえる分裂が起きたのだ。

 この際、神戸山口組は織田会長らに対して、ヤクザ社会では最も重い絶縁処分を下している。だが、そもそも、その処分を下した側の神戸山口組の親分衆もまた、六代目山口組から絶縁処分を下されているのだ。ここにひとつの矛盾が生じてしまうことになる。ヤクザ社会のルールに則って絶縁処分を下した者が、一方で真っ向からヤクザ社会のルールに背いている。

 こんなことがまかり通るようになれば、ヤクザ社会の秩序は大きく乱れてしまうことになる。結果、盃によって築かれた、絶対的であるはずの関係性が有する力が弱くなることは必然だ。これは後々にまで、神戸山口組の体制に影響を及ぼすことになる。例えば、五代目山健組や岡山県に本拠地を置く池田組だ。両組織とも今年に入り、神戸山口組を離脱しているが、その際、神戸山口組は両組織のトップに対して、除籍という処分を下した。

 本来ならば、除籍であれ、破門であれ、絶縁であれ、その組織のトップが上部団体から何らかの処分を下されれば、それまでどれだけ組織に貢献していようが、処分を下された人物はヤクザ渡世を後にしなければならない。それが処分の状が持つ効力であり、盃を交わした親から発せられた言葉は絶対であるという、ヤクザ社会の秩序であった。だが、処分を出されたトップもその組織も、今もなお存続し続けている。それは、遡れば、神戸山口組の井上組長もまた六代目山口組より絶縁処分を受けており、その状態で発する処分の効力がどこまでヤクザ社会に通用するのかという疑問にぶつかることになるのだ。

 そうした判然としない状況が生み出す空気は、神戸山口組の配下の組員にまで伝播され、行き着くところは「やはり、ヤクザ社会の道理に適っているのは、六代目山口組ではないか」という考えに繋がるわけだ。加えて、六代目山口組がそこに武力を行使し、神戸山口組を攻撃し続けた。そうした結果が、今日の神戸山口組の衰退や、多くの組員の六代目山口組への復帰に繋がっていっているのではないだろうか。

山口組は、神戸からスタートし、武力を持って全国に根付いてきた歴史があります。そこには多くの血が流れてきました。だからこそ山口組は今もなお、日本最大組織として存在し続けているのです。なにを言ってもヤクザの世界で最後に物をいうのは、暴力です。やられたらやり返すという姿勢が組織力や求心力を生むのですが、そこでも六代目山口組が神戸山口組を圧倒的に上回っています。それが時間の経過と共に、はっきりとしてきたということではないでしょうか」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 仮に神戸山口組に誤算があったとすれば、大きくは2つあったのではないだろうか。

 ひとつは、分裂当初からいわれていたが、拳銃を使うような過激な抗争は起きない、つまり六代目山口組による武力行使は限定的なものと考えていたところだ。1発でも銃声が上がれば、警察当局はさらにヤクザに対する法を厳罰化させ、それはヤクザの存続そのものに影響を及ぼしかねないと見られていた。しかし結果は、両組織とも、特定抗争指定暴力団に指定されるまでの、血で血を洗う抗争が勃発し、複数の死傷者を出している。しかも、六代目山口組の攻撃は、マシンガンを用いて、相手幹部を射殺するほど壮絶なものだった。それに対して、神戸山口組は報復ではなく、組織防衛に回ることを余儀なくされてしまった。

 もうひとつは、内部からの離脱。神戸山口組の中核である山健組は、五代目山口組時代に「山健にあらずんば山口にあらず」とまでいわれ、山口組の最大組織として一世を風靡させた組織だ。四代目組長として同組織を率いていたのが、神戸山口組・井上邦雄組長であった。だが山健組が五代目体制になるや、神戸山口組を離脱するとは誰が想像できたか。この2つの想定外の出来事が、神戸山口組を衰退させていったのではないだろうか。

 ただ、まだ神戸山口組は存在しており、分裂問題は解消されたわけではない。今後どのような形で終結を迎えるのかは、流動的といえるだろう。なぜならば、ヤクザを取り巻く環境は常に変わり続けているからだ。

 他団体からも、分裂問題の長期化を危惧する声は上がってきており、ヤクザ社会の世論は、山口組の分裂問題の解消を望んでいるし、そうした空気は当事者たちも感じているはずだ。そうした中では、ヤクザという形態の原点となる「盃」の存在がさらにクローズアップされることになり、最終的にはそこが分裂問題解決のカギとなるのではないか。

「筋を違えた人間らが、筋を述べるのは誰が考えてもおかしいだろう」

 取材を進めていく中である時、六代目山口組系某幹部が呟いた言葉が思い出されたのであった。


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