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山口組分裂が背景か 相次ぐ事件やトラブル NHKニュース

国内最大の暴力団山口組の分裂が背景にあるとみられる事件やトラブルは、各地で相次いで起きています。山口組と神戸山口組の間では、対立抗争は確認されていませんが、水面下では組員の引き抜きなどいわゆる切り崩しが活発化していて、警察当局が動向を警戒しています。

神戸山口組は6000人余 3番目の勢力に NHKニュース

指定暴力団山口組を巡っては、去年8月、関西を中心とする傘下の一部の団体の組長が離脱し、兵庫県淡路市を拠点とする神戸山口組を新たに結成しました。
警察庁は、それぞれの組織の実態解明を進めていて、25日に勢力を初めて公表しました。
それによりますと、いずれも去年12月末の時点で、山口組は組員と準構成員などを合わせて44の都道府県で1万4100人と、前の年より9300人少なくなりました。その一方、神戸山口組は36の都道府県で6100人と、山口組、東京を拠点とする住吉会に次いで、全国の暴力団で3番目の勢力になっています。
警察庁によりますと、これまで対立抗争は確認されていませんが、互いに切り崩しを活発に行い、各地で事件やトラブルが相次いでいるということです。23日には、福井県で、神戸山口組系の暴力団事務所に発砲したとして、山口組系の暴力団員が逮捕される事件が起きています。
全国の警察は、対立抗争に発展するおそれがあるとして、警戒を強化するとともに、暴力団対策法の規制を外れた神戸山口組を改めて指定するための作業を急いでいます。

山口組を巡っては、去年8月に、関西を中心とする傘下の13人の組長が離脱して、新たに神戸山口組を立ち上げました。
分裂の背景について、警察は人事や上納金を巡る問題など、山口組の今の組長の出身母体、弘道会を中心とした組織運営に対する不満があったとみています。
警察庁によりますと、山口組には分裂前、組織の運営に関わる「直参(じきさん)」と呼ばれる幹部が73人いましたが、現在は56人になりました。一方、神戸山口組は、分裂当初の13人より増えて22人になったということです。
山口組と神戸山口組は互いに組員の引き抜きを激しく行っていて、このうち神戸山口組では、過去に山口組から処分を受けた人を復帰させるなどして、勢力の拡大を図っているということです。そして、去年の年末までに新たにおよそ280人が山口組から神戸山口組に移ったとみられるということです。
一方、警察は取締りを強化していて、去年9月以降、24日までに双方の暴力団事務所などのべ158か所を捜索し、210人を逮捕しています。