ロシア大統領府 日本との対面での首脳間の会談に期待示す #nhk_news https://t.co/GTJxxFova6
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月26日
ロシア大統領府のペスコフ報道官は25日、ロシアのメディアに対し、日本との関係に関して「近年構築してきた対話の枠組みを維持、発展させることに関心がある。状況が許せば、すぐに首脳間の対話が再開され、2国間の重要な問題が議論されることを期待する」と述べました。
ロシアとしては、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、可能だと判断でき次第、菅総理大臣とプーチン大統領の対面での会談が行われ、平和条約交渉も含めた対話が始まることに期待を示したものです。
一方、ショイグ国防相は25日、省内の会議で発言し、去年12月から北方領土を含む島々に地対空ミサイルシステムS300を配備したと明らかにしました。
ロシア軍は去年12月、現地でS300の訓練を初めて行ったことを公表していて、日本政府は軍備の強化につながるなどとして抗議していました。
ロシアとしては、欧米との関係が悪化する中、日本との対話の枠組みを維持したい意向とみられる一方で、北方領土を含む地域の安全保障を強化する動きを強めています。
#日露
ロシア軍は、巨大な原子力潜水艦が北極海の厚い氷を割って浮上する特殊な訓練の様子を公開し、アメリカや中国などが北極圏の開発に関心を抱くなか、ロシア軍の存在感を示すねらいがあるとみられます。https://t.co/J0JYpQHTev#nhk_video pic.twitter.com/51cJRRJodJ
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月27日
ロシア海軍のエフメノフ総司令官は26日、プーチン大統領とオンラインで会議を開き、今月下旬から北極圏で行っている訓練について報告しました。
このうち、3隻の原子力潜水艦が参加した訓練では、厚さ1.5メートルの氷を割って潜水艦が徐々に浮上する様子が公開され、エフメノフ総司令官は、海軍の歴史上初めて行われたものだと成果を強調しました。
これに対してプーチン大統領も「ロシア海軍には厳しい環境でも活動できる能力と準備があることを示した」と評価しました。
地球温暖化の影響で北極圏の氷が減少したことから、ロシアは地下資源の開発を進めるとともに、北極海航路の利用を拡大しようとする一方、アメリカや中国も開発に関心を抱いています。
このためロシアは、北極圏に軍事基地を作るなどこの地域の安全保障に力を入れていて、今回訓練を公開したことも北極圏におけるロシア軍の存在感を示すねらいとみられます。
#反ロシア#対中露戦