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大手建設機械メーカーのコマツは、携帯電話大手のNTTドコモソニーなどと新会社を設立し、最新のデジタル技術で建設現場をデータ化して効率的な作業を提案する新たなサービスを始めることになりました。

発表によりますと、コマツNTTドコモと画像センサーを手がけるソニーの子会社、それに野村総合研究所と共同で新会社を設立します。

新会社では、高速・大容量の通信規格5Gや画像センサーなど最新のデジタル技術を使って建設現場の地形や持ち込まれている機械の能力などをデータ化し、分析することで最も効率がいい工事のシミュレーションを提案するということです。

こうしたサービスは、もともとコマツが手がけていましたが、ドコモとソニーなどと手を組むことでさらにサービスの水準を上げ、国内だけでなく、海外にも展開していく方針です。

建設業界は深刻な人手不足に直面していて、新会社では少ない作業員でも効率よく工事が進むよう建設のDX=デジタルトランスフォーメーションにつなげたいとしています。

オンラインで記者会見したコマツの小川啓之社長は「労働力不足に加え、新型コロナウイルスの影響で世界中で建設現場の働き方改革が急激に求められていて、新会社のサービスを役立てたい」と述べました。