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これを受けて、全仏オープンなどテニスの四大大会の主催者は1日、連名で声明を発表し「大坂選手がコートから離れている間、いかなる形でも支援したい。彼女は並外れた才能のある選手であり、彼女が適切と考える時期に復帰してくれることを楽しみにしている」と述べて、大坂選手への支援を表明しました。

そのうえで「メディアを含め、大会での選手の体験を改善していく。こうした変化は、ランキングやステータスに関係なく、公平性を維持するという観点から実施されるべきだ。スポーツには1人の選手がほかの選手よりも不当に有利にならないようなルールが必要だ。選手、大会、メディア、そしてテニス界全体と協力して意義のある改善を目指す」などと述べて改善していく考えを示しました。

大坂なおみ選手の件、色々と話が転じて広告代理店界隈がワサワサとしてきている。もっとも、健康に優先する選択肢はないので、個人として先ずは心身の回復を願いたい。

ここで、お金の話をするのはイヤらしいが、年収60億とはいえ、テニスの賞金は5億円ほど。これだけの知名度の選手にしては決して多くないと思う。

税金など諸経費抜けば一般サラリーマンの生涯年収程度だ。それでも高額だと思うかもしれないが、スポーツ選手の旬は本当に短い。50歳、60歳まで今の賞金を稼げぎ続けるわけではない。

彼女は選手としては超一流なので、プロテニスプレイヤーとしての活動については、今後、記者会見のことなど含め、様々な配慮もなされるだろう。そうあるべきだと思う。

一方で、広告業界のワサワサは、もちろん残りの55億のスポンサー関連収入の話についてだ。

これは選手としての活動とは話が変わってくる。55億円の方の業界では、彼女はテニス以外のアスリートや映画スタート等とも並ぶ有力ではあるが一つの「華」に過ぎない。

オンライン上のコメントなどを見る限り思っていたよりも“アンチ”の声が可視化されつつある。これまであまり見えていなかった声だ。

スポンサー企業の投資は、彼女の選手としての「能力」に対してではない。彼女を取り巻く全ての「読者(視聴者)」からの評判(レピュテーション)に投資している。今すぐ「契約破棄」など極端なことにはならないだろうが、今後の世論の流れによっては、契約更新を留保するなど、厳しい判断をするケースも出てくるのだろう。

こういった事象を見る時には、

①「個人」として
②「アスリート」として
③「広告塔」として

3つに分けて考えないと、話がおかしくなるのだ。

①としては、これは言うまでもない。医師のサポートの下で健康最優先にして欲しい。周囲からも十分な配慮が必要となる。

②としては、有力選手として様々な配慮はされるべきだが、他の選手との不公平は許されないだろう。また各大会における根幹となる規約は変えられない。コーチやトレーナーのサポートで判断していくしかない。

③としては、もっと上手い体外コミュニケーションをしないと、このままでは中長期的に彼女が失うものも大きくなる。一度“地雷”を踏んでしまうと次の話は来ない厳しい業界でもある。引退後の活動なども含めてアドバイスできる、心を許せるマネジメント担当が必要だ。

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