テニス=彭帥さん、中国元高官の性的暴行否定 仏紙インタビュー https://t.co/lgDANaecUA
— ロイター (@ReutersJapan) 2022年2月7日
中国共産党の元高官と性的関係にあったと告白した女子テニスの元ダブルス世界ランク1位の彭帥さん(中国)は、仏紙レキップのインタビューに応じ、性的暴行を受けたとして誰かを非難したことはなく、交流サイト(SNS)への投稿は自分で削除したと語った。
また、5日夜に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と夕食を取ったと明らかにした。
彭さんは昨年、中国の張高麗元副首相との関係についてSNSに投稿。性的関係を強要されたと受け取られた。投稿は直後に削除され、約3週間にわたり公の場から姿を消していた。
その後、昨年12月になって、性的暴行を受けたと主張したことはなく、SNSへの投稿は誤解されたと発言。しかし、女子テニス協会(WTA)などは、発言の信ぴょう性に疑問を呈し、懸念は解消されていないとの見解を示している。
バッハ会長 女子テニス 彭帥選手と会談 IOC発表 #nhk_news https://t.co/MGVf0MynXe
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年2月7日
IOC=国際オリンピック委員会は、バッハ会長が、中国の前の副首相から性的関係を迫られたことをSNS上で告白したとされる女子テニスの彭帥選手と5日、会談したと発表しました。
IOC=国際オリンピック委員会によりますとバッハ会長は、中国の前の副首相から性的関係を迫られたことをSNS上で告白したとされる女子テニスの彭選手と5日、夕食をとりながら会談したということです。
新型コロナの感染対策として北京オリンピックの大会関係者が外部の人と接触しないようにしているいわゆる”バブル”内で、IOC委員のコベントリー氏とともに会ったということです。
会談で話した内容についても詳しくは言及されていませんが、3人はそれぞれオリンピアンとしての経験を話しあったとしています。
また、バッハ会長はスイスのローザンヌにあるオリンピック博物館に彭選手を招待し、引き続きIOCとの対話を続けて行くことを提案し、彭選手も同意したということです。
今後の対話の内容については彭選手に委ねられるとしています。
彭選手はこれまでにカーリングの混合ダブルスの試合を観戦し、この後もいくつかの競技に足を運ぶ予定だということです。
フランスメディアは7日、中国の前の副首相から性的関係を迫られたことをSNS上で告白したとされる彭帥選手が北京で中国オリンピック委員会の幹部の立ち会いのもと、取材に応じたと報じました。
この中で彭帥選手は「誰かから性的暴行を受けたと言ったことはない」と改めて強調しました。
また、一連の問題が明るみに出た去年11月以降について「私は消息不明になったことはない。ただ友人やIOC=国際オリンピック委員会の人たちなど、多くの人が私にメッセージを送ってきて、応えることができなかった」と述べたとしています。
さらに彭帥選手は取材の中で、SNSの投稿を自身が削除したとしたうえで、その理由については「自分でそうしたかったからだ」と述べるにとどめました。
7日に行われたIOC=国際オリンピック委員会と大会組織委員会の記者会見では、彭帥選手についての質問が相次ぎました。
この中で「フランスのメディアの取材に対して彭選手は強要されずに自由な意思で答えたのか」という質問に対し、IOCのマーク・アダムス広報責任者は「彼女とは常に連絡を取っていて、とても満足しているようにみえた。IOCはスポーツ組織であり、われわれが彼女の立場を評価するのは難しい」と明言を避けました。
そのうえで「彼女の発言に耳を傾けなければならない。今の状況が本来あるべき形になるよう、われわれにできることは何でもする」と述べました。
中国を代表するプロテニスプレーヤーの彭帥選手が注目を集めたのは去年11月でした。
中国版ツイッター、ウェイボーの彭選手のアカウントに共産党最高指導部のメンバーだった張高麗・前副首相に性的関係を迫られたことなどを告白したとされる文書が投稿されたのが発端です。
その後、彭選手と連絡が取れなくなっているなどとして、WTA=女子テニス協会や世界のトッププレーヤーから安否を懸念する声が相次ぎました。
すると、こうした懸念を打ち消すかのように中国の国営メディアは「私は行方不明ではなく、危険な状態ではない」とする彭選手とのメールのやり取りを公開したほか、共産党系メディアの関係者が選手と食事を共にしたとする動画をツイッターに投稿。
さらにIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長が彭選手とテレビ電話で対話するなど安全を示唆するような動きに波紋が広がりました。
こうした動きはテニス界にも影を落とし、WTAは透明性のある調査が行われていないとして香港を含む中国でのすべての大会の開催を中止しました。
その後もIOCが、北京オリンピックの期間中にバッハ会長と彭選手が直接会う予定だと明らかにするなど、動向に注目が集まっていました。
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制