俳優のピエール瀧さんが麻薬取締法違反で有罪判決を受けたことを理由に、出演予定の映画への助成金交付を取り消したのは違法として、不交付決定の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は不交付決定を取り消しました。https://t.co/gjJlFIdh9b
— 毎日新聞 (@mainichi) 2021年6月21日
ピエール瀧さん出演映画への助成金取り消しは違法 東京地裁 #nhk_news https://t.co/yTNYFrHabF
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年6月21日
映画「宮本から君へ」の製作会社は、おととし、文部科学省の外郭団体「日本芸術文化振興会」から、有罪が確定した俳優のピエール瀧さんが出演する映画に助成金は出せないとして、1000万円の交付が取り消され、表現の自由の侵害だと訴えました。
判決で東京地方裁判所の清水知恵子裁判長は「映画の製作会社に交付される助成金と出演者の犯罪行為とは無関係だ。ピエール瀧さんは主要な出演者にあたらず、出演時間も短い」と指摘しました。
そのうえで「助成金を受けるために、製作会社が再撮影など意に沿わない対応をしなければならないことになれば、自主性が損なわれることになりかねず、処分は違法だ」と指摘し、振興会の処分を取り消し、助成金の交付を認める判決を言い渡しました。
日本芸術文化振興会は「判決文を精査したうえ、今後の対応について検討します」とコメントしています。
俳優の薬物事件では、映画の公開中止や、ドラマの出演者が交代するなどの事態が起きて、たびたび議論が起きています。
訴えていた映画製作会社「スターサンズ」の河村光庸社長は、会見で「映画業界の人たちが希望を持てる判決が出されたことは大変うれしく思う」と話していました。
また、弁護団長の四宮隆史弁護士は「映画は出演者やスタッフもかなり多く、刑事事件を理由に助成金が交付されないと、表現活動そのものが萎縮してしまう。表現活動を行うすべての人に勇気と希望を与える判決だ」と話していました。
トヨタは若いLGBTQの自殺防止に取り組む組織、トレバープロジェクトを支援。
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) June 21, 2021
パンデミック初期にトヨタ・モーター・ノース・アメリカは、同性愛者やトランスジェンダーの複数組織に計30万ドル余りを寄付。こうしたコミュニティーの人々はとりわけリスクにさらされやすいとの認識を示しました。
映画「宮本から君へ」助成金不交付決定処分取消訴訟(行政訴訟、原告全面勝訴)の判決の公表準備が整いましたので、遅くなりましたが、まずはこちらで公表させていただきます。よろしくお願いいたします。
— 平 裕介 (@YusukeTaira) 2021年6月22日
【東京地判令和3年6月21日】
1~4頁(以下、続きます) pic.twitter.com/MYgtuRdG9A
#法律