カナダ 学校跡近くに750超の墓 同化政策で虐待の先住民の子か #nhk_news https://t.co/7RXOmIvaHF
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年6月25日
カナダのメディアなどによりますと、墓が見つかったのは、中部サスカチワン州で1899年から1960年代までカトリック教会によって運営されていた寄宿学校の跡地の周辺です。
先住民のグループによりますと、レーダーを使って地中を捜索したところ、751の墓が見つかり、大半の墓標はあとから撤去された可能性があるということです。
カナダでは、19世紀から20世紀初めにかけて先住民の子どもたちを親から引き離し強制的に寄宿学校へ入れる同化政策が推し進められ、2015年に政府がまとめた報告書では、多くの子どもたちが学校で虐待を受け命を落としたことが明らかにされています。
先月にも西部ブリティッシュ・コロンビア州の寄宿学校の跡地から215人の子どもの遺骨が見つかっており、負の歴史を裏づける相次ぐ発見は、国内外に衝撃を広げています。
トルドー首相は声明を出し「調査結果は先住民の人々が直面してきた人種差別や偏見、不正を思い起こさせる恥ずべきものだ。よりよい未来を築くため、真実を受け入れ過去から学び、ともに和解の道を歩まなければならない」としています。