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南米のベネズエラでは、中国やロシアの支援を受けて独裁を続けるマドゥーロ大統領と、アメリカなどの支援を受けて暫定大統領への就任を宣言した反政府側のグアイド前国会議長が対立し、極度のモノ不足や厳しい経済状況に陥る中、500万人を超える国民が難民として周辺国に逃れるなど混乱が続いています。

事態の打開に向けて13日、ノルウェー政府の仲介で、政府側と反政府側の会談がおよそ2年ぶりにメキシコの首都メキシコシティーで始まりました。

会談の冒頭、双方の代表は今回の会談で達成すべき目標や、交渉テーマが記された覚書に署名しました。

ベネズエラは、反政府側の集計で年率およそ2000%に及ぶ急激なインフレや、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経済や市民生活が深刻な打撃を受けています。

マドゥーロ政権は、反政府側との対話に応じることで、経済制裁を科すアメリカから譲歩を引き出したい考えですが、反政府側との隔たりは大きく、今回の会談を通じて事態の打開につながるのかが焦点です。

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