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ことしの司法試験の合格者は1421人で、現在の試験制度が導入された平成18年以降、最も少なくなり、政府が目標としている1500人を2年連続で下回りました。

受験者数も過去最少で、法曹を希望する人をどのように増やしていくかが課題となっています。

司法試験の合格発表は例年、法務省の敷地内などで掲示されていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年に引き続き掲示は取りやめられ、合格者の受験番号が法務省のホームページに掲載されました。

法務省によりますと、ことしの司法試験の合格者は前の年より29人少ない1421人と6年続けて減少し、現在の試験制度が導入された平成18年以降、最も少なくなりました。

政府は毎年、少なくとも1500人程度の合格者を確保するという目標を示していますが、去年に続いて2年連続で目標を下回りました。

また、受験者数も、これまでで最も少ない3424人となり、法曹を希望する人をどのように増やしていくかが課題となっています。

法務省は「法科大学院などの制度の見直しで、再来年には大学入学から最短5年で司法試験を受験できるようになるため、受験者数の増加につながると期待している」と話しています。

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