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大谷選手は3日、今シーズン最終戦を終えた直後にグラウンドで行われたテレビ中継のインタビューで今シーズンを振り返り「大きい離脱もなく終われたのがいちばんよかった。離脱者が多かったので、自分自身が離脱しないように体調管理をしっかり1年間通してやりきりたいと思っていた」と振り返りました。

また、大リーグに移籍して初めてシーズンを通して二刀流でプレーしたことに触れ「すごく成長できた1年だったと思うので、残った成績を見つめ直して、来年に向けて改善するところは改善したい」と早くも来シーズンを見据えていました。

さらに「大リーグでの4年間、ポストシーズンに行っていないのでその雰囲気を味わいたいというのが率直な気持ちで、そこからワールドシリーズに向けて10月を過ごしたい気持ちがある。来年はそこを目指して頑張りたい」と話していました。

最後に日本のファンヘのメッセージとして「1年間応援ありがとうございました。ポストシーズンに行けなくて残念な気持ちはある。来年に向けてなんとか期待に応えられるよう頑張りたい」と話しました。

【投手成績】
先発23試合 9勝2敗(チーム1位)
防御率3.18、奪三振156(チーム1位)、投球回130回1/3
(※規定投球回数には届きませんでしたが、いずれも大リーグ4年目で最高の成績です)
【打者成績】
主に指名打者として155試合に出場
ホームラン46本(リーグ3位)、打率2割5分7厘、打点100、
盗塁26(リーグ5位)、三塁打8(リーグ1位)、長打80(リーグ2位)、
敬遠20(リーグ1位)、四球96(リーグ3位)、出塁率3割7分2厘(リーグ5位)
(※日本選手として2007年の松井秀喜さん以来、14年ぶりに100打点に到達しました)

大谷選手は日本選手初のホームラン王こそなりませんでしたが、最終戦で46号ホームランを打ってシーズン100打点を達成し、二刀流でプレーし続けた充実したシーズンをいい形で締めくくりました。

大谷選手は3日の最終戦で11試合ぶりとなるホームランを打って46本とし、アメリカンリーグの3位でシーズンを終え、ロイヤルズのペレス選手とブルージェイズゲレーロJr.選手が48本でそれぞれ初めてのホームラン王を獲得しました。

大谷選手は7月のオールスターゲーム前のシーズン前半戦だけで33本を打って一時は独走状態でしたが、後半戦はバッティングの調子を落とし、敬遠など相手バッテリーから勝負を避けられる場面が相次いだこともあって、9月以降は28試合でホームラン4本にとどまりました。

一方、ペレス選手は前半戦は21本でしたが、後半戦は27本とペースを上げ、9月以降に10本を打って大谷選手を逆転し、キャッチャーとしてのホームラン記録を41年ぶりに更新して121打点で打点王との2冠に輝きました。

また、ゲレーロJr.選手はシーズン終盤まで三冠王を争う活躍を見せ、9月以降もホームラン9本とプレーオフ進出争いを続けるチームを引っ張り、数字の上ではシーズン終盤の勢いの差がホームラン王獲得の明暗を分ける形となりました。

それでも、大谷選手は最終戦で、目の覚めるような当たりでライトスタンドに46号ホームランを打ってシーズン100打点を達成し、二刀流でプレーし続けた充実したシーズンをいい形で締めくくりました。

大谷選手は10試合ホームランがなく45本のままで、ホームラン王争いではトップと3本差で3日の最終戦を迎えました。

大谷選手は先月21日に45号を打ってからホームランがなく、大リーグで日本選手初のホームラン王には3日のシーズン最終戦で少なくとも3本のホームランが必要でした。

大谷選手は大リーグで1試合3本のホームランを打ったことはないうえ、対戦相手のマリナーズは20年ぶりのプレーオフ進出に向けて最終戦の勝利が絶対条件で、強打者の大谷選手は厳しくマークされるため、タイトル獲得は難しい状況でした。

一方で、来月中旬に発表される予定のシーズンMVP=最優秀選手については、アメリカメディアの中では大谷選手の受賞が有力視されています。

MVPはレギュラーシーズンの成績を対象にして全米野球記者協会の会員の投票で選ばれます。

大リーグの公式サイトが先月行った専門家による投票では、全体の79%が大谷選手に1位票を入れ、2位のブルージェイズゲレーロJr.選手の21%を大きく引き離しトップでした。

同様の投票が8月に行われた際には1位票の90%が大谷選手で11ポイントほど下がっていますが、それでもアメリカメディアの予想では大谷選手の受賞が有力視されている状況です。

大谷選手は大リーグ4年目の今シーズン、バッターとしては持ち味だった長打力を開花させ、自己最多だった1年目の22本を大きく更新する46本のホームランを打ちました。

60試合に短縮された昨シーズンは、前の年に手術した左ひざのけがの影響もあって打率1割9分、ホームラン7本と極度の不振に苦しみましたが、ひざの不安がなくなった今シーズンは、軸足となる左足に体重を乗せた力強いスイングが戻りました。

ホームランだけでなく、スリーベースヒットがリーグトップの8本を数えるなど走力でもトップクラスの実力を見せ、大リーグ史上6人目の「ホームラン45本、25盗塁」を達成しました。

ピッチャーとしては4月に3年ぶりの勝ち投手になり、基本的に中6日で投げて初めて1年間、先発ローテーションを守り、いずれも大リーグでは自己最多の9勝、156個の三振を奪うなど右ひじのけがからの復活を強く印象づけました。

登板の際は、ほとんどの試合で指名打者制を解除して打席に立つだけでなく、マウンドを降りたあと外野の守備につくこともあったほか、登板前日と翌日の試合もバッターとして出場し、二刀流はさらに進化を遂げました。

「真夏の祭典」と言われる7月のオールスターゲームでは、大谷選手のために特別ルールが設けられ、史上初めて先発ピッチャーを務めながら1番 指名打者で出場し、ホームランダービーで観客を沸かせた翌日に勝ち投手となり、話題を独占しました。

ベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利、2桁ホームラン」にはあと1勝、届きませんでしたが、現代野球では例のない二刀流をやり遂げてルースも達成していない「ヒット・打点・得点・投球回・奪三振」の投打5部門で100の大台に乗せるなど偉業の連続となった歴史的なシーズンを終えました。

獲得したタイトルはなくても、投げては160キロ超え、打っては140メートルを超えるホームラン、そしてトップクラスの俊足といったプレーのパフォーマンスそのものは「ルースを超えている」という評価もあり、アメリカンリーグのMVP=最優秀選手の受賞が有力視されています。

「世界一の選手になりたい」と海を渡って4年。その目標に限りなく近づいた1年となりました。

【投手成績】
先発23試合 9勝2敗(チーム1位)
防御率3.18、奪三振156(チーム1位)、投球回130回1/3
(※規定投球回数には届きませんでしたが、いずれも大リーグ4年目で最高の成績です)

【打者成績】
主に指名打者として155試合に出場
ホームラン46本(リーグ3位)、打率2割5分7厘、打点100、
盗塁26(リーグ5位)、三塁打8(リーグ1位)、長打80(リーグ2位)、
敬遠20(リーグ1位)、四球96(リーグ3位)、出塁率3割7分2厘(リーグ5位)
(※日本選手として2007年の松井秀喜さん以来、14年ぶりに100打点に到達しました)

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