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核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議は先月29日からオーストリアの首都ウィーンで始まり、アメリカによる制裁の解除やイランによる核開発の制限をどう進めるかについて協議が行われています。

これまでの協議でイランは段階的ではなく、一括で制裁の解除を求めるなどとした草案を提出し、アメリカに対してすべての制裁を速やかに解除するよう求めています。

こうした中、イラン交渉団トップのバゲリ外務次官は3日、NHKの単独インタビューに応じ、今後の協議では、さらにアメリカなどの関係国が合意から離脱することがないよう保証を求めていく考えを明らかにしました。

バゲリ次官はアメリカ国内、それに国際的な仕組みを踏まえた保証が必要だ」と述べ、アメリカ国内の手続きも含めた拘束力のある保証が必要だとしています。

イランとしては、一方的に核合意から離脱したアメリカのトランプ前政権を踏まえ保証を求めていく構えですが、アメリカとしては将来の政権の判断を縛ることになる手続きを受け入れることは難しいとみられ、交渉は難航が予想されます。

核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議は、先月29日からオーストリアの首都ウィーンで5か月ぶりに再開され、アメリカによる制裁の解除やイランによる核開発の制限をどう進めるかについて話し合われました。

3日の協議のあと、仲介役のEUのモラ事務次長は「時間は無限ではない。明らかに切迫した局面だ」と述べて、具体的な進展が見られない協議の状況に危機感を示しました。

そのうえで、各国交渉団は協議をいったん打ち切り、来週中頃に再開すると明らかにしました。

協議では、これまでイランがアメリカに対し、全面的な制裁の解除や二度と合意から離脱しないことを確約するよう求めていますが、アメリカは応じる姿勢を示しておらず、双方の溝は埋まっていません。

イランは制裁への対抗措置として核開発を加速させていて、協議が行き詰まりを見せる中、核合意の立て直しは岐路にたっています。

アメリカのブリンケン国務長官は3日、オンラインのイベントに出席し、イラン核合意の立て直しに向けた間接協議について「イラン側は真剣ではないように思える」と述べ、不快感をあらわにしました。

そのうえで「もし、核合意の立て直しに向けた道が閉ざされた場合は、われわれは別の選択肢を追求する。ヨーロッパ各国やロシアや中国だけでなく、深い懸念を抱いているイスラエルなどとも緊密に協議を続ける」と述べ、外交交渉が不調に終わった場合は、より強硬な手段をとる考えを示唆しました。

辞任したのはレバノンでことし9月に発足した新政権のコルダヒ情報相です。

かつてテレビの司会者だったコルダヒ氏は閣僚就任前に出演した討論番組でイエメンの内戦をめぐり、イランが支援する反政府勢力を擁護するような発言をしました。

これに政権側を支援するサウジアラビアが猛反発し、レバノンの大使を追放したほか両国間の経済活動を事実上ストップさせ、クウェートバーレーンなどほかの湾岸諸国も追随したことで危機的状況にあるレバノンの経済がさらに悪化していました。

国内外から辞任を求める声が高まる中、コルダヒ氏は3日「国と国民の利益を優先する」として辞任を表明しアウン大統領もこれを受け入れました。

今後、サウジアラビアによるレバノンからの輸入停止などの措置が解除されるかが焦点ですが、サウジアラビアは対立するイランが支援するイスラムシーア派組織ヒズボラレバノンで影響力を増していることにも強く警戒していて両国の関係改善が進むかは不透明です。

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