IAEA イラン核開発の報告書 欧米各国はイラン側に早期妥結迫る #nhk_news https://t.co/QfJx5i4rhI
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年3月3日
イランは、アメリカのトランプ前政権がイランとの核合意から離脱して制裁を再開させたことへの対抗措置として、高濃縮ウランを製造するなど核開発を加速させています。
IAEAは3日、イランの核開発に関する最新の報告書をまとめ、濃縮度を60%まで高めたウランの貯蔵量が、先月(2月)19日の時点で33.2キロに上ると推定されると指摘しました。
イランの核開発を制限する核合意は、濃縮度の上限を3.67%と定めていて、この合意を大幅に逸脱する形で核開発が続けられていることになります。
こうした中、アメリカとイランは、イランによる核開発の制限や、アメリカによる制裁解除を含め、核合意の立て直しに向けて、EU=ヨーロッパ連合やフランスなどの合意関係国を介し、間接的な協議を続けています。
協議関係者は、交渉が最終局面に入ったとしていて、先月28日、フランス外務省の報道官は「今週中にも妥結すべきだ」と述べるなど、欧米各国は、イラン側に早期の妥結を迫っています。
一方、イランは、交渉に期限はないとしたうえで、解除される制裁の範囲などをめぐり意見の違いがあると主張していて、妥結に向けて双方が歩み寄れるかが焦点です。
#中東