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アメリカのバイデン大統領は27日、議会が取りまとめた2022会計年度の国防権限法案に署名し、法律が成立しました。

国防権限法は今後の国防政策と、それに必要とされる予算の大枠を定めるもので、国防関連の予算の総額は7682億ドル、日本円にしておよそ88兆円となっています。

このうちインド太平洋地域での抑止力の向上のための基金には、前年度の22億ドルから3倍以上に積み増しした71億ドルを拠出するとしていて、急速に軍備を増強する中国への対抗姿勢を鮮明にしています。

また法律には、台湾が十分な自衛のための能力を維持できるよう、バイデン政権に対し、アメリカ軍が主催する多国間の軍事演習「リムパック=環太平洋合同演習」に台湾を招待するよう促す文言も盛り込まれています。

これまで台湾がリムパックに参加したことはなく、実際に招待されれば、アメリカと台湾の軍事的な結びつきに警戒感を示している中国からの強い反発が予想されます。

このほか、ロシアへの対応として、軍事的な緊張が高まるウクライナへの軍事支援に3億ドルを拠出するほか、ヨーロッパ地域での抑止力強化のための基金に40億ドルを配分するとしています。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制
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