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ソメイヨシノは、江戸時代の後期に誕生して枝から増やす「接ぎ木」という方法で全国各地に広がったと言われていますが、最初の原木がどのように誕生したかや、各地に広がった詳しい経緯などはわかっていません。

かずさDNA研究所の白澤健太主任研究員などの研究グループは、ソメイヨシノの原木や原木に近いとされていた上野公園の4本を含む、全国各地の46本のソメイヨシノの遺伝子を解析して調べました。

すると、各地のソメイヨシノは大きく6つのグループに分かれ、上野公園の4本はそのうちの主要な4つのグループにそれぞれ含まれることがわかったということです。

また、遺伝子の解析から4本はいずれも原木ではないものの、1本はソメイヨシノの元となったとされるサクラと比べると、遺伝子の変異が8か所と極めて少ないことから、ソメイヨシノの原木に遺伝的に最も近いと考えられるということです。

このため研究グループは、上野公園のこの4本の枝を接ぎ木してソメイヨシノの苗が作られ、各地に広がった可能性が高いとしています。

白澤主任研究員は「今回の成果を手がかりにして、最初のソメイヨシノにたどり着ければ」と話しています。

民間の調査会社、「不動産経済研究所」によりますと、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で先月発売された新築マンションの1戸当たりの価格の平均は7418万円と、去年の同じ月より1000万円余り、率にして16.3%上昇しました。

このうち、
▽東京23区の平均価格は9685万円と去年の同じ月を30.3%上回ったほか、
▽埼玉県は5960万円、
▽千葉県は5734万円といずれも去年の同じ月を20%以上、上回りました。

調査会社によりますと、特に販売が好調だったのが20階建て以上の高層マンションで、先月販売された戸数のおよそ3割が東京23区と埼玉県、それに千葉県で販売された高層マンションだったということです。

調査会社は「人気エリアの駅の近くにある高層マンションの販売が好調だったことが価格を押し上げた。利便性の高いところに住みたいという需要は底堅く、価格が高止まりする傾向は続くのではないか」と話しています。

愛知県の大村知事のリコールを求める県民の署名が偽造された事件ではおととし10月下旬、佐賀市内でアルバイトを使って署名を偽造した罪に問われているリコール活動団体の事務局長、田中孝博被告(60)とともに、59歳の妻と、事務局で経理などを担当していた55歳の女性が地方自治法違反の疑いで逮捕され、2人はその後、処分保留で釈放されていました。

また、団体の幹部だった元常滑市議会議員の男性や、団体の会長を務める美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長の秘書など合わせて5人も署名を偽造したとして地方自治法違反の疑いで書類送検されていました。

この7人について、名古屋地方検察庁は17日、いずれも起訴猶予にしました。

検察はその理由について「関与の程度や反省の度合いなどを考慮した」としています。

#法律

7世紀末から8世紀初めの飛鳥時代に造られた高松塚古墳は「飛鳥美人」として知られる極彩色の壁画などが、ちょうど50年前に発見され、考古学ブームを巻き起こしました。

しかし、大量のカビの発生や修復のために使われた薬剤の影響などで、劣化が急速に進んだことから、15年前に古墳の石室は解体され、壁画の描かれた石材は700メートルほど離れた仮の施設に運び込まれました。

そこではカビの除去などが進められましたが、石材の一部のひびが広がるなど、強度の低下が懸念されることなどから、17日に東京で開かれた文化庁の専門家の検討会で、さらに安定した環境で壁画や石材のメンテナンスを行うための新たな施設を設置することが決まりました。

この施設には調査・研究や情報発信を行う展示設備も設けられる予定で、8年後の完成を目指すとしています。

専門家の検討会の和田晴吾座長は「古墳だけでなく、都や寺院といった飛鳥の文化を積極的に発信する拠点の1つになってほしい」と話していました。

奈良県明日香村の森川裕一村長は「傷んだ壁画の保存と修復について議論を進めるなかで、ようやく多くの人に壁画を見てもらうための施設を造るというステップに入ることができた」と述べました。

そのうえで、村や奈良県などが、高松塚古墳を含めた飛鳥地域の遺跡などについてユネスコ世界文化遺産への登録を目指していることに触れ「東アジアの文化交流がはっきりと分かる貴重な古墳壁画なので、新しい施設には世界の人が訪れた際に、まず見るべき場所だという位置づけを持たせるべきだ」と話していました。

平成25年、明石市の職員だった島谷和則さん(当時49)はアスベストが原因の1つとされるがんの、中皮腫を発症して亡くなりました。

島谷さんは、平成7年に起きた阪神・淡路大震災の直後からがれきの回収に当たっていて、中皮腫の発症はその際に吸い込んだアスベストが原因だと訴えましたが、地方公務員災害補償基金が公務災害と認めなかったため、島谷さんの遺族が裁判で基金の判断を取り消すよう求めていました。

1審の神戸地方裁判所は、去年3月、発症と島谷さんの業務の関係性を認定して、公務災害と認めなかった基金の判断を取り消し、基金が控訴していました。

17日の判決で、2審の大阪高等裁判所の松井英隆裁判長は「アスベストを吸い込んだこと以外で中皮腫を発症した可能性があり、発症と公務との因果関係は認められない」として、1審の判決を取り消し訴えを退けました。

判決のあと、島谷和則さんの遺族の代理人の弁護士や元同僚らが会見を行いました。この中で、島谷さんの妻の弘美さん(58)のコメントが読み上げられました。

弘美さんは「今回の判決は、夫が従事した震災当時の作業内容を全く理解してもらっておらず、実際の作業環境と全く違う判断が行われており、遺族として理解できませんし、到底納得がいきません。大変残念です」とコメントしています。

また、遺族の代理人の位田浩弁護士は「吸い込んだアスベストが少量だったとしても中皮腫を発症する可能性は十分にある。がれきの収集では、建材そのものを積み込む時にアスベストを直接吸い込むのは明らかであり、大阪高裁はその点を全く考慮しておらず、到底受け入れがたい」などと話しました。

原告側は、判決を不服として上告する方針です。

判決について地方公務員災害補償基金は「コメントできない」としています。

#法律

鳴門海峡の渦潮は、複雑な地形と潮の満ち引きが作り出す自然現象で、特に潮の満ち引きが大きくなる春の大潮の時期は、1年で最も大きな渦潮が発生します。

17日は晴れて暖かな陽気となり、鳴門市の港には、渦潮を間近で見ようと家族連れなど大勢の観光客が訪れ、観光船で鳴門海峡に向けて出発しました。

海峡では、大きなもので直径20メートルほどになる渦が、白い波しぶきをあげながら次々と現れ、乗客たちは歓声を上げながら豪快な渦潮を写真におさめていました。

卒業旅行で訪れた女子大学生は「思った以上に渦を巻いていて、初めて見る光景だったので感動しました」と話していました。

また、静岡県から訪れた60代の男性は「ダイナミックでした。間近で見ることができて、すごいと感じました」と話していました。

春の大潮の渦潮は、5月ごろまで楽しめるということです。

農林水産省が全国のスーパーなどで熊本県産として販売されたアサリについて調査した結果、およそ97%で「外国産が混入している可能性が高い」と判定されました。

外国産のアサリでも生育期間が長い場所を原産地と表示できる、いわゆる「長いところルール」が悪用されたとみられています。

このため農林水産省消費者庁は、アサリについて食品の表示ルールを一部、見直す方針を固めました。

具体的にはアサリを保管するために浜にまいたり海に入れたりする「畜養」は「長いところルール」の期間の算定対象から外し、「畜養」だけでは国内産と表示できないようにすることにしました。

一方、外国産のアサリを1年半以上、国内の海などで餌を与えて養殖した場合は国産と表示できるようにし、あわせて、いつ輸入したかなどを示す書類を保管することを業者などに義務づける方針です。

政府はこうしたルールの見直しなどによって、食品表示に対する信頼を取り戻したい考えです。

#アウトドア#交通