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元トラック運転手の梅澤洋被告(61)は去年(R3)6月、酒を飲んでトラックを運転し、八街市内で居眠りをして下校中の小学生の列に突っ込み、小学3年の谷井勇斗さん(8)と小学2年の川染凱仁さん(7)を死亡させ、3人に大けがをさせたとして危険運転致死傷の罪に問われました。

25日の判決で千葉地方裁判所の金子大作裁判長は「大型トラックの職業運転手として安全運転を心がけるべき立場にありながら、以前から勤務中に酒を飲み、上司の注意を受けても飲酒運転を続けていた。事故当日も下校時間に通学路を通ることをわかっていながら酒を飲んでいて、運転に臨む態度は最悪で強い非難に値する」と指摘しました。

その上で、「2人が命を奪われ、けがをした児童も先の見えない治療が続くなど被害者や家族の生活は一変し、悲しみや苦しみが癒えることはない。反省の態度はうかがえるもののくむべき事情は小さい」として懲役15年の求刑に対し、懲役14年の判決を言い渡しました。

#法律

諫早湾干拓事業では、平成9年に国が堤防を閉めきったあと、漁業に深刻な被害が出たとして、漁業者が起こした裁判で開門を命じる判決が平成22年に確定しました。

その一方、農業者が起こした別の裁判では、開門を禁止する判決が確定しました。

司法の判断がねじれた状態が続く中、排水門を開けない立場の国は、新たに裁判を起こし、開門を命じた確定判決の効力をなくすよう求めていました。

この裁判で、2審の福岡高等裁判所の岩木宰裁判長は25日「開門を命じた裁判当時と比べ、周辺での漁獲量は増加傾向で漁業への影響が減る一方、排水門を開けた場合の防災や干拓地の農業への支障は増大している。門を閉めきったことによる公共性は増大している」と指摘しました。

そのうえで「確定判決に基づいて強制的に開門するのは許されない」として、国の主張を認め、開門を命じた確定判決を事実上、無効とする新たな判決を言い渡しました。

今回、国側の主張を裁判所が認めたことで、現時点では「排水門を開けない」という形で、司法判断が統一されました。

今回の判決を受けて諫早湾干拓地で農業を営む松山哲治さんは「開門しないという判断にほっとしている。開門をしてしまうと、土地に塩分が入ってきて、農作物ができなくなる。これまで相当の金額をかけてきたのに、今更それを無かったものにしろと言うならば、我々農家に『潰れろ』と言うのと同じだと思います」と話していました。

そのうえで、松山さんは「漁業者の方はさまざまな問題があって裁判をせざるを得なくなっている。国は積極的に漁業者と話をしていい着地点を見つけて欲しい」と話していました。

判決後、漁業者側の弁護団長の馬奈木昭雄弁護士は、福岡高等裁判所の前で取材に応じ「驚くべき判決としかいいようがない。裁判所は確定判決を実行せずに抵抗し続ける国の態度を『それでよろしい』と言った。こんな判決、こんな国の態度を許していていいのか。国が権力を押し通し、これを裁判所が追認するというのは、まともな法治国家ではない。権力の横暴に屈しないであきらめずに闘います」などと述べ、不当な判決だとして上告する意向を示しました。

#法律

沖縄県では、ひじきの収穫が毎年3月から5月にかけて行われ、与那原・西原町漁業協同組合では、今月17日から収穫を始め、砂などの異物を取り除く作業を行いました。

しかし、去年8月に起きた小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の噴火で出た、直径1ミリから5ミリぐらいの細かい軽石が見つかったということです。

作業を繰り返したものの、軽石を完全に取り除くことが困難だったため、今シーズンの収穫を中止し、収穫した1.7トンも出荷するのを取りやめました。

この漁協では、今シーズンは去年の2倍の50トンの収穫を見込んでいましたが、出荷ができなくなったため、被害額は600万円から700万円に上る見込みだということです。

与那原・西原町漁業協同組合で、ひじきの収穫などを担当する伊福翔磨さんは「長さや太さなど、ひじきそのものの品質は大変よかっただけに、漁協も出荷先もショックを受けています」と話していました。

#アウトドア#交通