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日本大学の前理事長、田中英壽被告(75)は背任事件で起訴された大阪市の医療法人の前理事長や日本大学の元理事から受け取ったリベートなどおよそ1億1800万円の所得を隠し、平成30年とおととしの2年間に合わせておよそ5200万円を脱税したとして所得税法違反の罪に問われました。

裁判で検察は「国内有数規模の大学の理事長という立場を利用した犯行で社会的な非難は強い」として懲役1年、罰金1600万円を求刑しました。

一方、田中前理事長は起訴された内容を認めて「学生や保護者に無用な不安をかけたことを反省しています」と述べ、弁護士は「本人が現金を要求したわけではない」として執行猶予の付いた判決を求めていました。

29日の判決で東京地方裁判所の野原俊郎裁判長は田中前理事長に懲役1年、執行猶予3年、罰金1300万円を言い渡しました。

田中前理事長は黒いスーツに赤いネクタイをしてゆっくりとした足取りで法廷に入り、淡々とした様子で判決の言い渡しを聞いていました。言い渡しが終わると田中前理事長は裁判長に軽く一礼して法廷をあとにしました。

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