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フランスの議会下院にあたる、国民議会の選挙は先週の1回目の投票に続いて、19日、上位の候補者による決選投票が行われました。

フランス内務省によりますと、開票の結果▽マクロン大統領の与党連合は、改選前の345議席から100議席も大幅に減らして245議席となり、定数577議席過半数を下回りました。

これに対し▽急進左派の政党を中心とした左派連合は131議席と、与党連合に次ぐ勢力になったほか▽大統領選挙でマクロン大統領と争ったルペン氏が率いる極右政党国民連合は89議席と、改選前の6議席から大きく躍進しました。

与党連合が過半数を下回ったことで、議会で法案を通すために野党側の協力を求める必要があり、マクロン大統領の今後5年間の政権運営への影響は避けられない見通しです。

今回の選挙では、ウクライナ情勢の影響で燃料価格など物価が高騰し、与党側への批判が高まる一方、野党側は燃料価格の抑制や税金の引き下げなどを打ち出し、地方の低所得者層などの間で支持を伸ばしていました。

与党が過半数を大きく割り込むことが確実となったことを受けて、ボルヌ首相は記者会見し「この状況は、国の内外においてわれわれが直面する課題を考えるとリスクだ」と述べ、議会での安定した多数派の形成に向けて、一部の野党勢力と連携を目指す考えを示しました。

そのうえで、物価高などへの不満が野党への支持拡大につながったことを踏まえ、人々の生活の向上に取り組む姿勢を示しました。

一方、野党の最大勢力となる見通しの左派連合のメランション議員は支持者を前に演説し「与党の完全な敗北だ。われわれは、理由も明確でないまま大統領に当選した人物を倒すという目標を達成した」と述べ、与党を過半数割れに追い込むという目標を達成したと強調しました。

また、躍進が伝えられる極右政党国民連合を率いるルペン氏は、支持者を前に「フランス国民は非常に強力な国民連合の議員を議会に送り込むことを決めた。私たちは強い野党になる」と述べ、マクロン大統領の与党に対抗する姿勢を鮮明にしました。

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