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沖縄戦のさなか沖縄県渡嘉敷島で起きたいわゆる「集団自決」を生き延びた、沖縄キリスト教短期大学の元学長、金城重明さんが7月19日、急性心不全のため亡くなりました。93歳でした。

金城さんは、渡嘉敷村出身で、77年前の沖縄戦のさなか起きたいわゆる「集団自決」を生き延び、戦後は、沖縄キリスト教短期大学の学長などを務めました。

作家の大江健三郎さんが沖縄戦の集団自決について書いた本をめぐり、旧日本軍の守備隊長らが「自決を命じたように書かれ、名誉を傷つけられた」と訴えた裁判では、平成19年9月に被告側の証人として法廷に立ち、「私も、兄とともに、母親と妹、それに弟の命を奪った。日本軍の軍命なくして住民の集団自決は起こりえなかった」と証言しました。

その後の平成23年4月、最高裁判所で元隊長らの上告が退けられ、集団自決への軍の関与を認めた判決が確定しました。

金城さんはみずからの体験を子どもたちに語る活動にも取り組み、新型コロナの感染拡大による影響が出る前まで続けていました。

家族によりますと、金城さんは今月19日、那覇市内の病院で急性心不全のため亡くなったということです。

93歳でした。

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