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家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる、8月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月を2.8%上回りました。
2.8%の上昇率は7年10か月ぶり、消費税率引き上げの影響を除けば、1991年9月以来、30年11か月ぶりの水準となります。

日銀が3か月ごとに公表する「資金循環統計」によりますと、個人が保有する預金や株式、保険などの金融資産は、ことし6月末時点で2007兆円となりました。

去年の同じ時期より1.3%増え、3期連続で2000兆円を超えました。

このうち、「現金・預金」は去年の同じ時期より2.8%増え、1102兆円と、全体の54.9%を占めていて、日銀は、夏のボーナスが貯蓄に回ったことや、円安が進んだことで外貨建て保険が金融資産を押し上げたとしています。

また、ことし6月末時点の民間企業の「借入」が473兆円、「現金・預金」が325兆円と、いずれも過去最高になりました。

資源価格の高騰で、コストが増加する中、企業が手元の資金を厚めに確保しようという姿勢がうかがえます。

一方、ことし6月末時点の国債などの発行残高は1225兆円で、このうち44.3%にあたる542兆円を日銀が保有しています。

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