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NTTの島田明社長は、8日の決算会見で、来年の春から大卒の新入社員の初任給を、現在の21万9000円から、3万円ほど引き上げ25万円にする方針を発表しました。

さらに、資格や研究論文などで専門性が高いと判断された人材には、27万2000円を支給することにしています。

NTT東日本や西日本、それにドコモなどの主要なグループ会社10社では、毎年2000人規模を採用しているということで、IT人材をはじめとする採用競争が激しさを増す中、優秀な人材を獲得するねらいがあります。

また来年度から、年功序列の制度を廃止し、社員の専門性などで処遇を決める人事制度に改め、制度上は20代でも課長になることができるようになります。

島田社長は「優秀な人材を獲得したいというメッセージだ。賃上げも重要で、来年の春に向けて労働組合と真摯(しんし)に話していきたい」と述べました。

このほか、大手ガラスメーカーのAGCやネット金融大手のSBIホールディングスなども初任給を引き上げていて、若手の待遇を改善し、優秀な人材を獲得しようという動きが広がっています。